ep.27 ページ27
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「ランスって、結構私の事好きだよね」
「だったら何が悪い」
「吹っ切れんなよ、嬉しいけど」
「ふん、」
ふん、じゃねえよ可愛いな
あの時、机の上には、写真立てが二つ置いてあった。
一つ目の中に入っていた写真はアンナちゃんのお写真で、二つ目は私とランスのツーショットだ。
まだ小さかった頃はクラウン兄妹と仲が良かったので、3人で遊ぶことなんてざらだった。
アンナちゃんは私を実の姉のように慕ってくれていたし、ランスもぶっちゃけめちゃめちゃに優しかった
あのツーショットは、いつもみたいに3人で遊んでた時にアンナちゃんが撮ってくれたやつだ。
ランスが写真を撮るときは「撮るぞ」とか一言声かけてくれるので、私もアンナちゃんも笑顔で撮れた。もちろんそんなのいつ撮ったんだよって感じの盗撮じみたものもあるけど。
「ランス、ごめんね」
「それは俺に隠し事してるからか？」
「それもあるけど、離れちゃってごめんねって」
「別に今一緒にいれてるから良い……と、言いたいところだが、まぁ普通に許せないよな
お前はいなくなるし、アンナもあの分だといずれ…」
「アンナちゃん？」
「Aがいなくなった後、アンナが熱を出したんだ。
魔力をなくしていくと同時にあざが消えていく難病…もって5年…」
魔力をなくしていくと同時にあざが消える難病。
もって5年ということは、5年後には完全に魔力もあざも消えて、魔法局に引き渡すことになるのだろう
そうなれば、死ぬまで…いや、死んでも、アンナちゃんはランスくんと一緒にはいられなくなる
重度のシスコンであるランスがアンナちゃんと離れ離れなんて、そんなことになればランスは何かしらで死のうとするだろう、そんなの困る
「じゃあ私が神覚者になって、アンナちゃん救うとしますかー！」
「は？？」
「いやそうすれば、私がこの世界の在り方変えて、
魔法不全者でも胸を張って生きれる世界作ることできるでしょ？」
「いや、俺は神覚者になってこの世界の在り方を変えようとイーストンに入ったんだが…」
「……っすー…、あーー見てランス、空めっちゃ澄んでる！！」
早く言えよ。と言いたいところだけど、勝手に先走って勝手に宣言したのは私だ。
バカ気まずいけど、この空気作り出したの私だし。
「それと、神覚者になったらプロポーズしようと思ってる」
「は？？？」
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ちはねこ(プロフ) - Sさん» シリアスを書くと離れてしまう読者様がいる中でのシリアス好きの方はとても助かります…こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！ (4月7日 13時) (
レス) id: e6633a79d9 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - ししししシリアスっぽいっっっ好きっっっっ.......!!!!!!!!!更新ありがとうございます！！！！！！ (4月6日 22時) (レス) @page28 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
ちはねこ(プロフ) - ひなさん» そそそそそうなんですか？！需要しかないんですか？！（やかましい）それは胃薬と要相談ですね…、一秒でも多く読者様に楽しんでいただけるよう頑張ります🥰 (3月31日 23時) (レス) id: e6633a79d9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 作者様の独り言は需要しかないので閲覧できて嬉しかったです！！！ プレッシャーもあるかと思いますがそんなの気にせず自由に投稿してください😌😌 (3月30日 10時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ちはねこ(プロフ) - ひかりさん» ぴえ…その笑み一瞬暗黒物質放ってませんでした…？そうなんです思いのほか伸びるともうもはや一周まわって恐怖なんですよね、ありがたいけど。プレッシャーをグラビオルしながら頑張ります…！！ (3月30日 1時) (レス) id: e6633a79d9 (このIDを非表示/違反報告)
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