ep.14 ページ14
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肩の痛みなんて忘れて勢いよく振り向けば、そこには見知った土星ピアスが。これにはさすがの私も目を見開いたし、何より肩が痛い。友達二人に引っ張られて、元彼に刺されて、私の肩にとって今日は厄日かなにか？？？
それよりまさかお前がいると思わなかったよ。
右耳についた特徴的な土星ピアス、綺麗な水色の髪の毛、無駄に整った顔と声に、まっすぐ伸びた私と全く対称の場所についた二本線のあざ。
「ランス！なんでこんなところに？！」
彼のことはよく知っている。なんて言ったって幼馴染だ。
イーストンの中等部に入るまでは、よく一緒に遊んでいた。もちろん彼の妹のアンナちゃんも一緒に。
重力魔法の名家、クラウン家の長男として生まれた彼が、いかに妹さんを愛しているのか。これがまたすごいんだよな、重度のシスコン。もういくら私でも十分引くくらいのシスコン。自分で安奈ちゃんグッズ作り出すしことあるごとに布教するし…
じゃない、話が逸れた。ランスがまさかイーストンにいるなんて想像すらしなかった。
ていうか来ることすら想像してなかった。
「色々事情があってな。…それよりその肩、なにがあった」
「あーちょっと喧嘩？っていうのかな、しちゃって！いやまあクソみたいに痛いよねみたいな？」
「毒でも塗られてたらどうすんだ、医務室行くぞ。許せ、」
「え、ちょ、お姫様抱っことかされるような年頃じゃないから！」
許せ、じゃないんだよ！！ランスイケメンだから目立つんです！
イケメンにお姫様抱っこされるとかちょっとあこがれてたけどそんな、こんな、こんな状況で長年の夢叶うの？？しかも相手幼馴染だよ？
えーーーだったらフィンとかマッシュくんとかにお姫様抱っこされたかったんだけど。いやだめだ、マッシュくんはレモンちゃんに殺されかねない。
かといってランスにお姫様抱っこされてるのを他の女子生徒に見られたら、私ほんとに彼氏作るとか出会い探すとかそんなの以前に平穏な学園生活送れない！
「ランスランス、おろそうよ女子の視線が痛い」
「気にしたら負けだ」
「それはそう」
数分後、無事に医務室へ連れていかれた私は、ベッドに横たわりながらランスの質問攻めを受けていた。なんで急にイーストンの中等部へ行ったのか、などなど。
「それとおまえ…あと一本の線はどうした」
「それは…」
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ちはねこ(プロフ) - Sさん» シリアスを書くと離れてしまう読者様がいる中でのシリアス好きの方はとても助かります…こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！ (4月7日 13時) (
レス) id: e6633a79d9 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - ししししシリアスっぽいっっっ好きっっっっ.......!!!!!!!!!更新ありがとうございます！！！！！！ (4月6日 22時) (レス) @page28 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
ちはねこ(プロフ) - ひなさん» そそそそそうなんですか？！需要しかないんですか？！（やかましい）それは胃薬と要相談ですね…、一秒でも多く読者様に楽しんでいただけるよう頑張ります🥰 (3月31日 23時) (レス) id: e6633a79d9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 作者様の独り言は需要しかないので閲覧できて嬉しかったです！！！ プレッシャーもあるかと思いますがそんなの気にせず自由に投稿してください😌😌 (3月30日 10時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ちはねこ(プロフ) - ひかりさん» ぴえ…その笑み一瞬暗黒物質放ってませんでした…？そうなんです思いのほか伸びるともうもはや一周まわって恐怖なんですよね、ありがたいけど。プレッシャーをグラビオルしながら頑張ります…！！ (3月30日 1時) (レス) id: e6633a79d9 (このIDを非表示/違反報告)
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