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ちょっと冷めた卵焼きをお互い頬張りながら、最後の締めへと取り掛かる
『和くん熱いで、気ぃつけてや？』
大橋「分かっとるで」(笑)
さすがにオーブンから取り出す作業をAにさせるんは危なすぎるから、俺がするって言って代わった
『わあああ、上手く出来とる！？出来とる！？』
大橋「出来とる出来とる」
『やったあ！！！！』
焼き上がったカップケーキ、まだデコレーションしてないのに完成や！って喜んどるAが、ほんまに可愛く見えてしゃーないんよ
大橋「まだ終わりちゃうで！A」
『えぇ？なんでえ？』
大橋「クリームとか乗せへんの？」
『乗せる』
大橋「早！」
返事返ってくるん、めっちゃ速かった
『和くん和くん』
大橋「なにー？」
『……俺なぁ、くまにしたいねん。むり？』
大橋「くまにしたいん？」(笑)
『なっ、笑わんといてぇや！！』
大橋「ごめんごめん、だってめっちゃかわええんやもん！A！」
『……かわいいって嬉しないし！』
またぷくっとほっぺた膨らませとるA。本人は気づいてないみたいやけど、ちょっと赤なっとってんねんからな
・ ・ ・
玄関
『和くん、今日は急やったのにありがとう』
大橋「全然いいで、上手く出来て良かったな！」
『うん！』
玄関でAを見送る
大橋「じゃあ、また明日やな」
『うん、また明日』
そう言って扉に手をかけるA
俺は
Aの腕を掴んで、引き止めた
『んえっ！』
大橋「っ今日、作ったやつ！」
自分でもわかる、柄にも無く顔が赤なってるんが
『……和くん？』
目の前におるAも、ほんのり顔が赤くなっとって
大橋「っそれ、誰にあげるんよ……」
『誰って……』
大橋「っごめん！！！やっぱり忘れ『和くん』」
Aは、俺の名前を呼んだ
『和くん』って
いつもみたいに、呼ぶから
大橋「……A」
俺も、呼んだ
『今日まだ、2月13日やで』
大橋「……え？」
『明日まで、2月14日まで、待っててや』
最後に、『ばか』って言い残して帰った 。
Aが飛び出してった後、俺は玄関の壁に沿って崩れ落ちた、顔を両手で覆って
大橋「…………〜っほんま、しんどいって」
ほんまに、
ーーーーーーーーーー
一日遅れの、ハッピーバレンタイン ＿＿ 。
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みう(プロフ) - すごく好きな小説です！毎回更新されてるか楽しみに見てます！もっとメンバーとのイチャイチャが見たいです！ (2022年2月24日 18時) (
レス) @page36 id: 1aeba4a6e7 (このIDを非表示/違反報告)
もりのくまさん(プロフ) - sinさん» ありがとうございます！SixTONESですね絶対作る予定です！もうしばらくお待ちくださいませ( *˙˙*) (2022年2月13日 10時) (レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
sin - 面白かったです！ SixTONESとの絡みが見たいです。 (2022年2月9日 20時) (レス) @page25 id: a1208a6b46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりのくまさん x他1人 | 作成日時：2022年2月2日 1時
