94 ページ10
・
「今日いっしょに寝よう」
はじめて言葉にした。
何度か思ったことはあったけど
完全に心開いてない男と寝るのは怖いかな
って思って言えずにいた。
案の定びっくりしていて。
お互い、いい大人で
いっしょに寝ようなんて、
それ以上のことを想像してしまう。
「なんもしないから、ただあの日みたいに同じベッドで寝よう」
彼女の手を引いて俺の部屋に連れて行く
拒否するわけでもなくて
ただ俺についてくる彼女
いつか2人で寝る日が来るかもって
キングサイズのベッドを買っていた。
『相変わらずおっきなベッド』
「いっしょになるには好都合でしょ」
掛け布団をめくっても
ベッドに入ってこない。
「おいで」
ゆっくりベッドに座って中に入ってきたことを確認して
電気を落とした。
真っ暗な部屋の中でお互いまだ顔は見えない。
「A」
『なに？』
「すきだよ」
『どーしたの？』
「わすれて」
『大我君』
「ん？」
『心配しなくても大丈夫だよ？』
「ん」
何か伝わったのか。
もし自分のせいで彼女に何かあったら。
そう思うだけで怖い。
仕事行かずにずっと家にいてくれたら…
なんて…
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あり - この方のお話幸せな時が少なくて苦しい、いつもファンや周りに嫌な事されて可哀想な事が続いてるからそろそろスッキリさせて甘くさせてほしい。 (2023年4月1日 10時) (
レス) @page14 id: 4190cbce49 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 盗撮して拡散した者、デタラメを吐いた者鵜呑みにして報じた記者になんらかの形で謝罪とか罰が下って欲しい、主ばかり辛い😭 (2023年3月29日 10時) (レス) @page11 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唯音
| 作成日時：2023年3月20日 21時
