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社長「さて、どうするの?」
「結婚します。」
社長「ということはメンバーはOKを?」
「みんな賛成してくれました。」
社長「そう、それならそうしようか」
「え…」
社長「明日発表いつしようか。
その前に一度集まれるといいけど」
「はい…」
それだけ言って社長室に取り残されて
よくわからないまま部屋を出た。
いいってこと?
結婚してもいいの?
え?こんなあっさり?!
大我今日みんな時間合う時ある?
とりあえずグループにメッセージを送って
Aに急いで電話した。
「A!OKでた!」
『え?京本さん?』
「事務所オッケー出た!明日でいいって!」
『え?本当に?!』
慎太郎?!ってくらい大きな声で
今まで聞いたAの声で1番おっきな声だった。
「アハハハっ ほんと!」
『なんで!?』
「なんでって!もうちょっと喜んでよ」
『びっくりしちゃって』
「なんか色々話があって帰り遅くなるかも」
『あ、わかりました』
「また連絡すんね」
喜んでいるのか
喜んでないのかわからないけど
声がワントーン上がって明るい声だっから、
きっと喜んでくれてるんだと思う。
こんな細かな変化でしか
Aの気持ちがわからなくて。
でも、それに気づけると
胸の奥がじわって暖かくなる。
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作者名:唯音 | 作成日時:2022年12月3日 17時