4日で結婚した話 (ページ23)

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扉を開けるとクラッカー

私はもう驚かないけど、

隣にいるきょもはめちゃくちゃびっくりしてて

ただ、その顔が可愛くて可愛くて…

反対されることもなく「うちの娘で大丈夫？」なんて

言いながらあっさり終わった親への報告。

明日顔合わせできたらいいね。なんて

話はどんどん進んでるけど

5時には帰らないとって言っていたけど

時計を見るとまだ3時半。

でももういいかな。

『じゃーそろそろ』

「え？まだ時間大丈夫」

『でも準備もありますよね？』

半ば無理やり家を出た。

だってきょも、うちの両親みたいなタイプ

苦手そうなんだもん…

『部屋寄っていきます？』

「うん。時間まだあるから」

エレベーターで6階まで降りて

自分の家にはいる。

すももに"ただいま"を言ってとりあえず

昨日と同じミルクティーを淹れた。

「素敵なご両親だね。つい笑っちゃったわ」

『疲れましたよね。ごめんなさい』

「え？ジェシーと似てない？全然だよ」

『母親アメリカ育ちなので』

「なるほどね、楽しかったしちょっと安心した」

　
また気を遣わせてる…

申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

「ド深夜になるんだけどいい？」

『はい。でも夜遅くに迷惑じゃ…』

「逆にごめんね。こっちの都合だから」

スモモと、遊んだきょもが

そろそろでるわって仕事に向かった。

私も手土産を買いに行って

挨拶に向けて準備を進める。

今日は結成日だから

Live配信があって、こんな大切な日に

こんなことしてていいのかな…

なんて…

相手の家に行くってめっちゃ緊張する。

ましてや京本家だよ？

未だ嘘なんじゃない？ドッキリ？

って信じられないこの出来事に不安だけが大きくなる。

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