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2時半にとりあえず仕事が終わり
Aちゃんに連絡した。
彼女はGW中だから予定の4日までは毎日お休み
みたいでほんとにタイミングよかったって胸を撫で下ろす。
これでお互いの時間が合わなかったら
4日の籍を入れることすら無理だった。
ちょっとだけ予定断ったり
ずらしてもらったりはしたんだけどね。
家に帰って服を着替える。
こんな感じで大丈夫?
どんな服がいいのか携帯で調べながら
クローゼットと相談。
家を出る時母親に手土産を渡された。
背中をバシって叩かれて。
応援してくれてるのか反対なのかよくわからないけど
ありがとうってお礼を言って家を出た。
待ち合わせの公園に行くと既に彼女がいて、
いっても彼女と会うのも2回目で
ちょっと緊張するけど結婚に対して
気持ちは揺らいでない。
「ごめんお待たせ」
『こんにちは』
「じゃー行こうか」
改めて会うAちゃん
緊張してるの?
全く俺の顔見ないけど…
「大丈夫?」
『あの、これやっぱり本気?です?』
「当たり前じゃん。俺は親に言ったよ?」
『どっきりでした!とか、酔った勢いでした!とか』
「ないない。いい加減覚悟決めてよ」
『心臓出てきそうです。』
「大丈夫?ご両親どんな感じだった?」
『んー?そこは特に、会わせてってそれくらい』
じゃー何に緊張してるの?
って思いながらAちゃんの実家に向かう。
都内って言ってたけど…
着いたのは昨日来たAちゃん家のマンション。
「一人暮らしじゃなかったの?」
『私の部屋6階で、実家が最上階』
「このマンション…」
『うちの』
「まじか…」
スタスタ入って行くAちゃんに続いて
エレベーターに乗りんだ。
挨拶するということ
狭いエレベーターの中2人きりだというシチュエーションに
ドキドキが止まらない。
エレベーターが開いてそこには一つの玄関
ワンフロア1室なんだ…
そりゃそーだよな…
『大丈夫ですか?』
「え、あーうーん」
『迷惑かけたらごめんなさい』
そう言われて返事もしないまま
Aちゃんはインターフォンも押さずに玄関の扉を開けた。
パーーン
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作者名:唯音 | 作成日時:2022年12月3日 17時