4日で結婚した話 (ページ13)

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『は？』

「俺と結婚しよ。」

『えーと。何の話？』

「結婚！京本Aになろ？」

『えっと。なんで？どうして？』

「結婚したいでしょ？」

『したいけど』

「てかすると思うよ？」

『何を根拠に…』

『てか、結婚したいけど誰でもいいわけじゃなくて…』

「俺じゃ不満なわけ？いや？」

「どうしたら結婚してくれる？」

『うぅ…』

「俺さ…」

夢の話をしたら私もみた！って

結婚の夢で大盛り上がり

『私も昨日みたの！大きな家でコーギーと小型犬飼いながら旦那と幸せそうに笑ってて。今とは大違いで逆にもう笑っちゃった』

「それうちのあんずだわ」

『いや・・・？』

「ね？超運命感じるでしょ？」

『運命かも…』

「だめ？」

『だめっていうか普通に・・・』

「急いではなし進めないと」

『なんでぇ(笑)』

結婚しようって言う俺と急すぎ！っていうAちゃん。

普通に事務所とか親とか大丈夫なの？って現実的な質問。

そりゃそうなんだけど

でも絶対結婚できると思うんだよね。

「嫌なの？」

『そんなわけない。』

「じゃーよくね？」

『みんな反対だよ』

運命を信じたい俺と

現実主義のAちゃん。

「どうしたら結婚してくれる？」

『占いどっかないかな？
占いで結婚した方が良いって言われたらしてもいいかも』

「そんなスピリチュアルなもので結婚決めんの嫌なんだけど」

『じゃー無理だ。
　占いでも運命の相手とか言われたら超運命感じちゃう』

「この辺にあたる人いるかな？」

『え゛』

「俺の結婚聞くんだからちゃんとした人がいいよね」

『いくの？いやって言ったじゃん』

「見つけた！ここにしよ！いくよー」

正直、占いで決めるのは気が進まないけど

ちゃんとした占い師さんなら

運命の相手っていうと思うし、

それでAの気が晴れるならお安い御用だ。

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