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母「…A！大我くんきてるよ！」
母に起こされて体を起こす。
玄関では話し声が聞こえて、
大我くんが中に入ってきた。
いつの間に寝ちゃったんだろ。
申し訳ない。
発表があってからはじめて顔を合わせる
泣いてたのバレるかな…
なんて思っていたけど
いつも通り普通の顔して普通に用件だけ話して
Liveだからしばらく会えないって
それだけ言われた。
あー私が外れたあのライブね
って内心思いながら彼を見送る。
帰り際お母さんに合鍵もらったんだけどって。
私の家の合鍵を京本大我が持ってるって
どんな世界線だよって突っ込みながら
はい
って返事だけして彼を見送った。
この数日どうやって話してたっけ？
はじめて会った時
すごく楽しくお話しできてたのに
日が経つごとに
なんで目の前にいるんだろうって…
ずっと心の片隅にはあったけど
SNSをみて一気に恐怖心が押し寄せてきた。
なんかみんな敵な気がして。
スモモと一緒にベッドに入って頭から毛布をかぶった。
5月4日私たちが結婚した日は
こうして幕を閉じた。
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作者名：唯音
| 作成日時：2022年12月3日 17時
