4日で結婚した話 (ページ11)

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18時頃____

いまから向かいます。

って彼女の携帯に電話が来た。

そっからは
もう連絡とるすべはない。

なんかめっちゃ緊張する。

公園について周りを見渡すと

すぐ見つけられた。

この時代スマホなくても知らない人と

待ち合わせってできるもんなんだな〜

「Aちゃん？」

『あ、スマホ拾ってくれた方ですか？』

「どうぞ」

スマホを手渡すとありがとうございますって

スマホを受け取った。

『あの、今日は本当にありがとうございました。これ』

そう言って手渡されたのは
お菓子の詰め合わせっぽい紙袋

もらっていいのか戸惑うけど
とりあえず受け取った。

「よかったのに。今日暇だったから」

『いやほんとにとんでもないお願いをして
　ここまで持ってきていただいて・・・』

「いまから時間ある？」

『え。まぁ』

「夜一緒にどう？今日の俺へのお礼だと思ってさ」

用事はこれで終わり。

じゃっ！って、さよならするのが当たり前。

でもそれがなんだかすごく嫌で

普通ならこんな誘いしない。

そもそも携帯なんて拾わない。

拾ってもカフェの人に渡すだろう。

『いや…』

「ね！」

『じゃー、いっけんだけ』

自分でも結構大胆なことをしてるってわかってる。

でも運命感じちゃったし。

夢の中の俺超幸せそうだったし。

なんかすごくいい子そうだし。

もうちょっと彼女を知りたいって

単純にそう思った。

　

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