決起集会の夜�� ページ7
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知らぬ間に色んな人に心配をかけていたようだ。まさか海の向こうの彼にまで、とは思わなかったけど。
どのハーブティーがいいかなー、と遠征セットを眺めていたら廊下が騒がしくなって、大きな音と共に人が雪崩れ込んできた。
「Aさーん、お土産買ってきましたよー」
「由伸さん本気で生肉買おうとしてましたー」
「言うなよ」
「…え、大谷さん？」
「もう少し静かに入ってこれないの、あなた達」
「みんな仲良しだね、ははっ」
「FAします？しましょうよ」
「由伸とトレードでどうですか？」
「人的補償いけるかな？」
「…俺打てないんやけど」
「「そうだった」」
「おい宮城」
「なんで僕だけ？！」
「うちのクリーンナップが全部連れていかれる、だめだ」
「正尚さん間に合いますかね」
「だれかレッドソックスに頭下げてきて」
「Aさん、このシュークリームおいしいですか」
「めっちゃおいしい。ひと段落したら買ってあげるよ」
「やった」
「また甘やかして！」
「宮城くんそんなに怒ってたら可愛くないよ」
「可愛くなくていいです！」
「話飛びすぎやろお前ら」
「面白すぎるでしょ」
「入団したくなりました？」
「なるわけないやろ」
「由伸さん、なんで僕にだけそんなに当たり強いんですか」
「ていうか君達何しに来たの」
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「は？150人前？」
「男だけだもん。そのくらい行くでしょ」
「うっ…想像しただけで吐きそう」
「それにプラスして米も食べてるからねみんな」
「もうお腹いっぱいです、大丈夫」
「今度はさ、Aちゃんも行こうね」
「そんなに食べる人といったら死んでしまう…」
「俺だけなら大した量じゃないって」
「その体で？全然信じられないんだけど」
「ディスってる？」
「まさか。日本人でもそんなに大きくなれるんだなーって感心してます」
「ほんと厚みえぐいっすよね」
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作者名：はぬ | 作成日時：2023年11月12日 19時
