少しずつでも、一緒に。【JW】 (ページ10)

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全員で「いただきます！」と手を合わせて、早速手をつける。

「ん～！おいしいっ！」

思わず声に出してしまった。

でも、今まで食べた中で一番と言ってもいいほどの美味しさ。

見た目も凝ってるし、器用なんだなぁ．．．。

．．．と、いろんな人からにこにこ、にやにやした視線を送られていたことに気付き、急いで真顔に戻す。

桃「ふはっ、顔やば(笑) 」

緑「口に合ったんならなによりやわ！」

紫「めっちゃ美味しそうに食べるやん、自分」

恥ずかしくなって、顔が火照るのが自分でもわかる。

黄「お前ら揶揄いすぎやで」

紫「えっ、俺揶揄ってへんよ！？」

緑「望だけやんか！」

橙「そういえば、望たちまだ自己紹介してないやんな？」

青「．．．？そうやっけ？」

．．．いや、自己紹介どころかまだ話したこともないと思うんだけど。

この人、ちょっと抜けてるのかな？

紫「んー．．．じゃあさっきも挨拶したけど俺から行こか。濵田崇裕、 Aちゃんの一個上やで」

桃「小瀧望。．．．でこっちが藤井流星。

お前と同い年やけど、学校では話しかけへん方がええで」

そう言って小瀧くんはニヤッと笑った。

ちなみに藤井くんはすごく眠そう。

ご飯食べ終わった瞬間ソファで寝るタイプだな、この人。

最後の一人は．．．

赤「．．．ごちそうさま」

黄「おい、しげ！」

自己紹介の前に、ガタッと席を立って階段を上がっていってしまった。

黄「．．．やっぱ無理やったか」

橙「ごめんなぁ、 Aちゃん」

緑「代わりに俺が紹介するな！

重岡大毅、あいつも同い年やねん。時間が経てば慣れてくると思うんやけど．．．嫌わんとってやって？」