各々の力 ページ10
アップの時間が終了し、ミニゲームを始めることになった。
キーパーは円堂、のりか。その他のメンバーも決まり、チーム分け。
灰崎は水神矢と分かれる気満々で挑むが…。
「グッパーで、ほい！」
のりかのチームには小僧丸、明日人、タツヤ、砂木沼。
円堂のチームには灰崎、野坂、風丸…水神矢。
「なんで同じチームになってるんだ！？」
「灰崎こそ、なんでパーを出した？」
「はぁ！？パーを出さねえわけねえだろ！パーは最強なんだよ！」
よく分からない主張をする灰崎。同じチームになるくらい仲がいいのか。
15分一本勝負が始まると、ボールは円堂チームに。
水神矢がシュートをしたが、のりかは止めて小僧丸に。小僧丸が氷浦曰くスーパーワイルド小僧丸になり、オーバーサイクロンを。
円堂がダイヤモンドハンドで止めると、ボールが風丸、灰崎、水神矢に。
風丸はボールを受ける前に口笛を吹いた。
『皇帝ペンギン…？』
Aはすぐに技を見切った。
「皇帝ペンギン…」「2号！」
この三人で皇帝ペンギンが出されるとは思わなかったイナズマジャパン。
のりかは止めることができなかった。
ミニゲームが終わり、結果は円堂たちの勝利。
このゲームの勝敗を分けたのはやはり皇帝ペンギン2号。だが、あれで満足はしていなかった。
あの皇帝ペンギン2号では世界に通用しないと言う三人。更に良い皇帝ペンギン2号にするために、メンバーは練習に励んだ。
その日の夜、監督からスペインの情報を聞いた。
スペインはオリオンについて関係しておらず、更にスペイン代表監督は知り合いだと。
久しぶりにできるクリーンな試合に喜びの声が上がった。明日に控えたスペイン戦かつ決勝トーナメント1回戦。
気合が入るイナズマジャパン。正々堂々としたプレイで勝利を収めようと誓った。
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