【d!】俺のかわいい後輩くん２【zm】 (ページ47)

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zm視点

zm｢大先生はよ！｣
ut｢ゾムさんなんでそんな元気なん･･･？｣
zm｢逆に聞くけど階段登るだけでなんでそんな疲れとるん？｣

体育帰り。
階段の踊り場で大先生を待つ俺と、階段の半分ぐらいのところで息を上げている大先生。
体力無さすぎやろ。

zm｢はよせな着替える時間なくなるで？｣
ut｢ゾムさんたすけて、ひっぱってぇ｣
zm｢しゃあないなぁ･･････ぇ、｣

大先生を引っ張りに行こうと階段を一段降りる。
と、背中を誰かに押される感覚。
周りがスローモーションのように動いていく。

ut｢ゾムさん！！！｣

最後に聞こえたのは大先生の焦ったような声だった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
主視点

『ゾム！！』
zm｢うぇぁっ？！｣
sn｢静かにしてねー｣

保健室の扉を壊す勢いで開ける。
なんかエグい音したけど知らん。

『ぞ、ゾム大丈夫なん？』
zm｢大丈夫やで！元気！｣
sn｢骨が折れてるから1、2ヶ月は松葉杖生活だね｣
zm｢？！じゃあ体育とか運動できんってことやん！｣
『まぁ、そりゃあそうだ。その足で動いたらもう二度と歩けなくなるで』
sn｢機能的な問題だから、2、3ヶ月はギプス生活だけどね｣
zm｢ゔぅ～、動きたい｣
sn｢Aくんちゃんと見ててね｣
『うん。もちろん』

ヤダヤダ駄々をこねるゾムに苦笑いを浮かべる。
この子、骨折してるんだよな？？
めっちゃ元気やん。

sn｢もう帰りな、もう夕方だしね。あ、Aくんは少し残ってもらっていい？｣
『？わかった』
sn｢外に大先生おるから気を付けて帰りなよ。ゾム｣
zm｢わかっとるぅ！｣

動けないことがわかったのか大分不機嫌そうなゾム。
まぁ、骨折してるから仕方ないなぁ。

sn｢で、なんで残ってもらったと言うと、ゾムの骨折ねぇ、誰かに押されたんだって｣
『は？』
sn｢ゾム本人も言ってたし、一緒にいた大先生も上にあがってく人影見たって言ってたからほぼ確定なんだけど、心当たりある？｣
『･･････ふぅーん、すこしある。ﾁｯ、俺のせいだわ。はぁ、最悪』
sn｢はいはい。理由はわかったんだからあとはキミがどうにかしなよ？ほら、ゾム追いかけな？面倒みないといけないでしょ？｣
『･･･うん。それじゃ、また明日、さようなら』
sn｢うん、また明日｣