【d!】俺のかわいい後輩くん２【zm】 (ページ31)

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zm視点

zm｢うわっ、わっ･･･！｣

『ちゃんと捕まってないと危ないからな！』

そう言われてAさんの首に腕を回すが、いつも見る景色よりも随分高いし、その上揺れるから怖いったらありゃしない。

ほぼほぼ半泣きでAさんにしがみつく。

『っ、おいっ！係の人！』

そう言って紙を渡して俺を下ろす。

〈おっと！一番初めに到着したのは黄団！

お題はぁ･･･"大切な人"！〉

zm｢？！｣

お題の内容に思いっきりAさんの方を見る。

顔が熱い。

『そ！俺の大切な人！』

zm｢わっ･･･っ～？！？！｣

肩を抱かれてAさんに寄りかかる。

そして顎を掴まれて上を向かされて目の前にはAさんの顔。

すぐに顔は離れていったけど、顔が離れたと思ったら次に目に入ってきたのはAさんの体操服。

『で、おっけい？』

「だっ、大丈夫ですっ！」

〈一位は黄団！お題は大切な人で無事ゴールです！〉

『やったぜ』

Aさんに手を引かれてゴールまで歩く。

さっきのちゅーがたくさんの人に見られたと思うと顔が熱い。

『ふふふっ、顔真っ赤やで』

zm｢～～っ！！Aさんのせいやん！！｣

『ごめーん。やってキスしたくなったんやもーん』

zm｢だからってっ、いまやるひつよっ｣

『ごめんごめん』

そう言うAさんは笑顔。

文句を言おうとしてもその笑顔に何も言えなくなる。

惚れた弱みってこういうことを言うんやな･･･！

『そう言えば、ゾムくんリレー出る？』

zm｢うん、出るで。アンカーやねん｣

『お、俺もアンカーやねん。リレー、俺ら黄団勝つからなぁー？』

zm｢勝つのは俺ら緑やから！！たとえ大好きなAさんだろうが、勝つのは俺らやから！！｣

『･･････へぇぇ～？？そっかぁあ』

急にニヤニヤし始めたAさん。

え、なんで･･･？

･･････！！！お、俺、大好きって･･･っ！！

『そっかぁ、大好きかぁ･･･』

zm｢ばかぁっ！！｣

『いﾞだっ！』