【d!】俺のかわいい後輩くん２【zm】 (ページ22)

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番外編ハロウィンページ22

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「「Trick or Treat！！」」

『うぉ、』

開口一発目がそれってどうかと思うよ俺。

朝、まだ寝ぼけてるゾムくんを連れて共有スペースに来た瞬間に狂人と自称JKに言われた。

あー、今日ハロウィンか。

os｢ハロウィンめう！お菓子寄越すめぅ！｣

『今寝起きで持ってないです』

俺の言葉を聞いてニッコリと気持ち悪い笑みを浮かべたグルッペンとオスマン。

え、なに？子供泣くよ？その笑顔。

os｢ぐるっぺーん｣

gr｢分かってるゾ！｣

『え、なになになに。マジでなんなん？』

グイグイ俺の腕を引っ張るグルッペンとゾムくんの腕を引っ張るオスマン。

えぇ、マジで何？

gr｢ロッカーにある服に着替えるんだゾ！｣

『は？』

ポイっとどこかの部屋に投げ入れられ命令される。

ロッカーの中を見ると黒のベストと長めのマント。

･･････えぇー、今日学校じゃん。

まぁ、出ようと思ってもドアの前にグルッペンがいるのか開きそうにないんで仕方なく着ますけど。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『着たでー』

gr｢よし！ここに座るんだゾ！｣

『はいはい』

椅子に座った俺の背後に立ち、俺の髪の毛をいじっていく。

『･･･髪いじんの上手くなったな』

gr｢ﾑｯ、俺だって練習はする｣

『昔めっちゃ下手やったもんなぁ！俺泣かされてたなぁ』

gr｢いっいまは痛くないだろう？！｣

『練習したもんなぁ』

gr｢できたゾ！｣

グルッペンから渡された手鏡にはサイドを編み込みにされた俺が映っていた。

『うわ、まじで上手くなったなお前』

gr｢ふふっ、だろうっ？｣

そう言ってニコニコ笑うグルッペンの顔は、さっきの邪悪な笑みじゃなくて男子高校生っぽい笑み。

うーん。やっぱ顔がいい。

『んじゃあ戻るか。どうせトントン達にも仮装させたんだろ？』

gr｢もちろんだゾ！多分もう戻って来てるから早く行くゾ！｣

『はいはい』

嬉しそうに手を引いて部屋を出る。

『楽しそうやな』

gr｢お前らと一緒にいれるからな｣

グルッペンの返答に驚いたが、仲間が大好きなコイツにとってはこういう行事は嬉しいものなのか。

それを知って俺も嬉しくなってくる。

『グルッペンくんは俺らのこと大好きやもんなぁ！』

gr｢なっ！離れろ！！｣

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