喧嘩組【nk受け】ゲーセン ページ34
【sha視点】
sha「うぅ…さむっ…」
1月に入り、全く寒さが衰える様子がない三学期のある放課後、俺は1人でゲーセンに向かっていた。
室内に入るとじんわりと暖房の温かさが体を包む。
sha「なんか暖かい飲み物でも買おっかな。」
外が寒すぎたため固まった指をポッケに入れて自動販売機がある所まで歩く。
自動販売機の横に座れるベンチがあるのだが、そこには先客が居た。
sha「珍しいな…((ﾎﾞｿｯ…」
ここのゲーセンには人は9時頃になっても多いのだが、高校生1人はなかなか見かけない。だが、そこには同じ高校の制服を着た男がいる。
俯いていて顔は見えないため、誰だかわかない。
あったか〜い飲み物のココアを押して手に取る。
sha「ここ寒いでしょ」
その子にココアを差し出す。
入口付近のため室内だが冷たい空気が入ってきて冷える。さすがにここでずっといるのは寒すぎるだろう。
俯いていた顔をあげて俺の方を見る…
空色の透き通った俺とは違う丸みのある瞳
泣いていたことを物語らせる赤くなった目元
やはり寒いのか紅く染める鼻先
片目を隠すほど長い猫毛の髪の毛
なにかに縛られたのかと思うぐらいに体の自由が効かなくなった一方。
自分でもわかるほどにﾄﾞｸﾄﾞｸと心臓が激しく活動をしだした。
カーディガンに隠れていた彼の手はゆっくりと姿を現し、2つ持っていたココアのうち1つを恐る恐る受け取った。
??「ありがとう…ございます…」
男にしてはやや高い声でお礼を言われた。
sha「あ…いや…いえいえ()」
やっと声が出たと思ったらこの始末だ。
早々この場から立ち去ろうと思ったが、彼が気になって仕方ない…
??「あっ…あの…」
sha「はい。」
??「白尾学園ですよね…?」
sha「そうですけど…」
??「すみません…それが聞きたかっただけで…」
ココアを手で包みながら、彼はまた俯いていたしまった。
sha「俺で良ければ話聞きましょうか…?」
ハッと驚いた顔を上げる彼。
悩む彼の横に勝手に座れば、立っている時より近い位置から見える顔。
??「お願い…します…」
そういうとまた俯いていてしまう彼。
話をして少しでも楽になればその顔を上げててくれるのかなという、自分勝手な考えを胸に。「いえいえ」と返した。
−−−−−−−−−
どもどもちばさんです(*｀ω´*)
皆様あけましておめでとうございます！(遅い)
遅くてすみません＜(_ _)＞
今回のリクエストはLimeさんから頂いております!!
続きをお楽しみ!!
文字s(
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちば(プロフ) - むきしつさん» ほんとに遅くなりましたがリクエストありがとうございました！！すごく楽しかったです…！！ (3月13日 10時) (
レス) id: 152b9559d5 (このIDを非表示/違反報告)
はる - どれも心情が丁寧に書かれていて、特に切ない系のお話のお話が天才すぎます。なのでリクエストで、shkbr両片思いを書いて欲しいです！ (9月11日 18時) (レス) id: 87d97a4472 (このIDを非表示/違反報告)
ちば(プロフ) - あやさん» リクエストありがとうございます！ものすごく遅くなってしまってすみません💦今日から書き始めるので楽しみにしていただけると嬉しいです！ (9月7日 8時) (レス) id: 152b9559d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちば(プロフ) - 焼きそばパン。さん» リクエストありがとうございます！今から書き始めたいと思います！お待ち頂けたら幸いです🙇♀️ (2022年11月4日 7時) (レス) id: 152b9559d5 (このIDを非表示/違反報告)
むきしつ - 初コメ失礼しますっ！いつも楽しく読ませていただいてます〜リクエストなんですが、金スマでsmさん受けでお願いしたいです！設定とか雰囲気とかは主様にお任せします…！いつでも大丈夫なのでゆっくり頑張ってください〜！ (2022年11月2日 22時) (レス) id: ade439180d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちば | 作成日時：2020年8月14日 19時
