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三ツ谷「…わかった。なるほどね。」
A「隆が東卍のメンバーだって聞いたとき、万次郎君のこと聞こうとは思わなかった。私のことなんてもう覚えてないだろうし、連絡も全然とってないし。」
三ツ谷「マイキーと俺が友達だって知ったときはどう思ったの？」
A「…いつか話す時が来るかなって思ったくらい。」
三ツ谷「そっか。」
A「万次郎君て、今どうしてるの？」
三ツ谷「…関東卍會っていうグループのトップ。」
A「…ねぇ、隆。」
三ツ谷「ん？」
A「“俺ら”の知らねぇ奴になっちまった、ってさ、どういうことか聞いてもいい？」
唇を噛み締めながらしばし考えた後、三ツ谷は口を開いた。
三ツ谷「…仲間突き放して、自分から離れていったんだよ、あいつは。」
______
ドカッ！バキッ！
“三ツ谷「やめろマイキー！」”
“龍宮寺「何してんだよマイキー！！」”
“万次郎「はぁ…はぁ…じゃあな。」”
“三ツ谷「はぁ？！どういうことか説明しろよマイキー！」”
“万次郎「(ボソッ)お前らはちゃんと…生きろよ。」”
“龍宮寺「おいマイキー！！」”
_________
三ツ谷「あいつはいきなり仲間殴るわ蹴るわでさ。あん時の馬地みたいに……っ！」
A「隆…。」
肩を震わせて話す隆の声はだんだん涙混じりになってきた。
三ツ谷「一人ででっけぇもん抱えて、俺らの前から消えたんだ、マイキーは。」
A「ん…。わかった。ありがとう、話してくれて。」
ギュッと彼を抱きしめると、初めて私の前で号泣した。
三ツ谷「…っくそ！…くそっ！」
A「うん…悔しいよね。」
隆を抱きしめながら、私に何かできることがないのかと考えていた。
…
…
三ツ谷「A、マイキーのチームのことなんだけどさ。」
A「もしかして、私のこと襲おうとした人たちと関係がありそうなの？」
三ツ谷「…関東卍會か、敵対のチームかわかんねぇけど。少なくとも、俺がマイキーのダチで元東卍弐番隊隊長ってことで俺を巻き込むためにAを人質にでもとるつもりだったんだろうと思ってる。」
A「私たちが付き合ってることも、知られてる可能性が高いってことだよね。」
三ツ谷「だからさ、A。」
A「なに？」
三ツ谷「しばらく会うのやめねぇか？」
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作者名：miyuu | 作成日時：2022年1月21日 17時
