検索窓
今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:35,898 hit

count50 ページ50

三ツ谷とAの結婚式から数か月後_

“りあらいず”にて

A「また届いたよ、万次郎君。」

万次郎「今年も100万?」

A「うん。せめて御礼だけでも言いたいよね。」

万次郎「…。」

毎年年末頃になると、決まって100万円が届く。

寄付と書かれているだけで、送付主がわからず、気にかかっていた。



万次郎「…久しぶりだな、九井。」

九井「大丈夫か?俺に連絡なんかして。」

万次郎「お前なんだろ?毎年寄付してくれてんの。」

九井「…なんのことだ?」

万次郎「ったく白々しいな。…ありがとな。おかげで助かってる。」

九井「何の話が全然わかんねーよ。…じゃーな。」

万次郎「…電話がつながる時点で、お前しかいねーよ。…ありがとな、ココ。」


万次郎はなんとなく気づいていた。金を作るのがうまかった九井がもしや…と。




12月31日。

中野凛音「男だけでずるいー!」
君津メイ「そうだそうだー!」

三上悠人「…んあ?ねむ…。」

葛城憲人「悠人、お前武道さんの後ろなんだからちゃんと捕まってないと落ちるぞー。」

武道「おい憲人!ちゃっかり俺のことバカにしただろ?!」

佐々木一哉「俺…ほんとに三ツ谷さんの後ろでいいんすか?!」

三ツ谷から受け取ったヘルメットを被り、一哉は興奮していた。

三ツ谷「一哉よく捕まってろよ?あと、バイクの音、よーく聞け?」

佐々木一哉「うん!」

万次郎「んじゃ、男衆、行ってまいります。」

A「行ってらっしゃい!」


万次郎君の発案で、元東卍のみんなが“りあらいず”の男の子たちをバイクの後ろに乗せて、初詣に行くことになった。場所はもちろん、“あの神社”だ。


三ツ谷「一哉、どうだった?」

佐々木一哉「すげー…すげー楽しかった!!!!」

三ツ谷「だろ?」

このバイクは、ドラケンの形見だ。

万次郎「今ここにいなかったり、目に見えなくなっちまった奴らもいるけど、俺らの志は、これからもずっと変わらない…よな。」

三ツ谷「当たり前だろ。それに、引き継いでくれる奴もちゃんといる。」

そう言って三ツ谷は優しい眼差しで一哉たちを見つめた。


そして…

万次郎「よし!0時と同時にジャンプするぞー!」

三ツ谷「あと10秒だ!」



1、

「「飛べー!」」

「「ハッピーニューイヤー!!」」

______
A「今年も良い一年になりますように…。」

みんなで紡いだ幸せ。

そして、これからも。

Fin

この小説の続きへ→←count49



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 三ツ谷隆 , 佐野万次郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:miyuu | 作成日時:2022年1月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。