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A「うーん…。」
私は悩んでいた。
“三ツ谷「今日は俺と彩希でちょっくら遊びに行ってくるわ!」”
隆は私の仕事が休みであることに気を遣ってくれたのか、朝早くから息子を連れて出かけていった。
とはいえ
A「いざ一人となると、何していいかわかんないな。」
とりあえず掃除でもしようと思い立ったときだった。
_プルルルル
A「もしもし?…ヒナちゃん?」
ヒナちゃんからの電話は、武道君と喧嘩したので、お茶がてら話を聞いて下さい!というものだった。
ヒナちゃんがカフェにでも行きましょうと車を出してくれることになったのだが…
A「ここって美容室??」
ヒナ「Aさん早く早く!こちらへどうぞ!」
A「う、うん?」
中へ入ると…
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ。お着替えが終わりましたら、ヘアメイクをさせていただきます。」
A「え、えっと…?」
わけがわからないまま、言われるがままに部屋に通されるとそこには…
A「これって…。」
目の前には純白のウエディングドレスが飾ってあった。
そして、
“Aへ。遅くなってごめんな。これを着て、会場へ来てください。 隆”
と書かれたメッセージカードが添えられていた。
ヒナ「…さぁ、花嫁さん!急いで!!」
A「う、うん…!」
ヒナが支度の手伝いを、千堂敦さんという美容師さんは武道君の友達だそうで、ヘアメイクを施してくれた。
千堂敦「おめでとうございます。いい式になりますように!」
A「ありがとうございました!行ってきます!」
…
…
教会には、Aの家族と三ツ谷家、そしてりあらいずの子どもたち、元東卍のメンバーも集まっていた。
スタッフ「花嫁が到着されたようです。…皆さま、後方扉にご注目ください。」
_わぁ
彩希「おかーたんきれー!」
三ツ谷「…///」
自分の作ったウエディングドレスに身を包んだAは神々しく見えた。
ウエディングドレスは絶対に自分がデザインしたいと思っていたし、結婚が決まったら、絶対に式を挙げたいと思っていた。
父の元から、三ツ谷の元へとAの手が渡る。
A「サプライズにもほどがあるよ。」
三ツ谷「説教はあとで、な?」
ふふっと幸せそうに笑い合い、二人は大切な人達に見守られながら、永遠の愛を誓った。
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作者名:miyuu | 作成日時:2022年1月21日 17時