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佐々木一哉「…。」
万次郎「…かっけぇだろ?」
佐々木一哉「うん…俺、いつか乗れる?」
万次郎「そうだなぁ。これ乗ってたやつがすげーかっけぇやつだったから、一哉はあと10年かかるな。」
佐々木一哉「えー!マイキーさんぜってー乗った歳早かったー!!」
万次郎「さぁなー。」
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開所式の後、乾がドラケンのバイクを持ってきた。
乾「お前の近くに置いておくべきだと思ってさ。」
万次郎「ありがとな、乾。」
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三ツ谷「やべー遅くなった!こんばんはー!」
万次郎「お、やっと来たなー。彩希待ちくたびれて寝てるぞ。」
佐々木一哉「ちっす。」
三ツ谷「わーまじか!…よぉ一哉。…なに、お前もうバイクに興味あんの?」
佐々木一哉「いや…!お、俺はただ見てただけっす…じゃ!///」
三ツ谷「何だ…あいつ?」
万次郎「三ツ谷さ、今度あいつのことバイクに乗せてやってくんねぇかな。」
三ツ谷「別にいいけど、なんで俺?」
万次郎「…どことなくお前に憧れてるふしがあるから、あいつ。」
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三ツ谷といえば、林田(ぱーちん)と林(ぺーやん)の交渉力?によって、比較的安価なアトリエ部屋を借りることができた。
そこで地道に製作を続けた結果、最近になって有名なブロガーが購入、ブログへの掲載により一気に拡散し、三ツ谷の名前も知られるようになった。
三ツ谷「少し遅くなってしまいましたが、独立をすることになりました。」
A母「おめでとう!」
A父「待っていたよ。…おめでとう。」
三ツ谷「ありがとうございます!…お待たせしてすみません。改めまして…Aさんと結婚させてください。」
A父母「末永く、娘と孫を…よろしくお願いします。」
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三ツ谷「一哉ってデザインに興味でもあんのか?」
万次郎「洒落っ気が出てきたんだろうな。きっと三ツ谷から良い影響受けると思うんだ。時間があるときにでもさ、あいつと話してやってくんね?」
三ツ谷「もちろんいいよ。マイキーの頼みならよ!」
そこへ目をこすりながらやってきたのは…
彩希「…おとーしゃん?」
三ツ谷「おー彩希ぃ。ごめんな、遅くなって。良い子にしてたんだな。」
父だと分かると、彩希はダダダッと駆け寄り、嬉しそうに抱きついた。
そんな二人を、万次郎は微笑みながら見つめるのだった。
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作者名:miyuu | 作成日時:2022年1月21日 17時