そこはかとなく君を

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__翌日

林田「え、えー、本日はお日柄もよく…」

林「(ﾎﾞｿｯ)ぱーちんがちゃんとしゃべってるぞ千冬…！」

千冬「初めて見た俺…」

柴八戒「同じく…」

武道「ありがとうございました！…それでは、ここで、施設の顔ともいえる正面入り口看板のお披露目をさせていただきます！それではどうぞ！」

_おぉ！


______________

武道「…りあらいず？」

万次郎「そう…。Realizeって大本の意味は『気づくこと』。それに加えてさ、『り』はもう一度の『Re』。失敗しても見失っても、ちゃんと気づいてやり直せるって意味。あと、『ず』は複数形の『s』の意味を合わせて、アライブ…アライズ！つまり、一人じゃなくてみんなで生きてるってこと…でもって、ひらがながかわいいから『りあらいず』にする！」

武道·千冬「…。」

千冬「…いーんじゃないっすか！」

武道「うん…俺英語弱いっすけど、すごくいいっすね！俺勝手にドラケン君の龍宮寺のRにエマちゃんのEかと思いました！あはは！」

万次郎「あぁ…いいこと言うな、タケミっち。」

千冬「お前にしては冴えてんじゃん。」

武道「え？えぇ？！」

万次郎「さて…来週の開所までやることまだあるぞー！」

武道「はい！」

千冬「俺もバイト終わったら手伝い来ますねー！」



_______________

三ツ谷「りあらいず、か。…最高じゃねぇか。」

乾「なかなかカッコいいんじゃね？」


大きく「りあらいず」と書かれた看板は、太陽に照らされて光り輝いていた。

武道「では最後に、施設長の佐野万次郎より、ご挨拶申し上げます！」



万次郎「えー…皆様、本日は、お忙しい中、りあらいずの開所式に足を運んでくださり、ありがとうございました。ここは、一人だと思ってる人に一人じゃないことを気づかせる場所です。でも俺はまだ、スタート地点に立ったばかりです。皆様のご協力が必要になると思います。その時は…」


三ツ谷「堅苦しいぞマイキー！いつでも頼れよ！」

林「必要なときは呼んでくれよなー！」

柴八戒「俺有名になっていっぱい寄付するよー！」




いつかの東卍の集会を思い出す…



　
万次郎「お前ら…。えー、俺が、一人じゃないってことを教えてくれたみんなへの恩返しをここから始めたいと思います！これからもよろしくおねがいします！！」



_パチパチパチパチ

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