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_関東卍會 幹部会
万次郎「九井、明日はAの監視をしてろ。」
九井「…なーんで俺？」
万次郎「最初に目合ったから。」
九井「…なんだその理由？！」
少し離れたところに、元天竺であり関東卍會に合流した灰谷蘭·竜胆兄弟と望月完爾、そして鶴蝶の姿がある。
灰谷蘭「…あれが通常のマイキーってことか。」
春千夜「お？あれはもはや特別だぞ？」
灰谷竜胆「特別？」
望月完爾「サウスを殺った時のあれが、”通常“になったとき、日本の闇社会が新たな幕を開けるのさ。」
春千夜「明日がその記念すべき日になる…。」
鶴蝶「イザナのためならとことん堕ちていくしかねぇからな。」
万次郎「武さんは前線には出さない。…明日はさっさと終わらせる。」
明司「出る幕は自分で決めるさマイキー。…大人だからな、俺は。」
春千夜「いちいち癪に障る言い方だな…？」
万次郎「春千代！」
一触即発の雰囲気も、万次郎の一言で空気が変わる。
明司「ヤクザの世界に入るんなら、子どもの喧嘩はきれいさっぱり終わらせろ。…元梵の分際だから俺は抑えてるだけだぞ、春千代。」
_ｿﾞｸｯ
部屋にいる者は、明司の鋭い殺気を感じ、震えた。
ただし、万次郎以外は、だ。
万次郎は、Aとのやりとりを思い出していた。
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A「私も明日、一緒に連れていってほしいの。」
万次郎「却下。」
A「ちょ…回答早すぎだよ。」
万次郎「足手まとい、邪魔、ありえないけど向こうに人質にでも取られたらどうすんの？」
軽くディスられている気もしたが、Aはめげなかった。
A「万次郎君はずっと私をここに置いて、どうするの…私は人形じゃない。」
万次郎「やっぱりあの時無理矢理にでも抱いておくべきだったな。」
A「な！…”本気“じゃなかったくせに！！」
その時、Aは一瞬目眩がした。
A「…っ」
万次郎「…A！」
間一髪、万次郎がAを抱きとめた。
A「ごめん…大丈夫だから…離して。」
万次郎はそのままAを持ち上げ、部屋まで運んだ。
万次郎「…ちゃんと寝てろよ。」
A「大丈夫だから、明日…私も…」
万次郎「…おやすみ。」
__________________________
決戦当日、午後9時。
武道「行くぞ東卍！」
東京卍リベンジャーズ「うぉぉおおおおおお！！」
万次郎「…ぶち殺せてめぇらららら！」
関東卍會「うぉぉぉおおおらぁぁああああ！」
ついち、決戦の火蓋は切られた。
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作者名：miyuu | 作成日時：2022年1月21日 17時
