And now Dear-2 (ページ39)

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TH side

「頑張れよ？ジョングク」

JK「はい。」

2人の間だけで聞こえるように、ジョングクにMCを渡す。

JK「えー…、ARMYの皆さん、僕のソロ曲はどうでしたか？」

―ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

JK「…ありがとうございます。ツアーでは今日初めて、この演出を披露しました。」

―ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

JK「怪我をしてからというもの、アーティストとして管理不足、後悔、いろんな感情でいっぱいになりました。メンバーそして公演を支えてくださっているスタッフの皆さん、何よりARMYの皆さんにたくさんのご心配をかけてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。」

―ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

JK「僕に『ピンチはチャンス』と教えてくれたメンバーがいます。…ね？テヒョ二ヒョン？」

ーキャー！！

(…言わなくていいのに！！///)

JK「…笑笑。そう、目が覚めたんです。」

JK「今の僕が最大限の方法で、皆さんに感謝を伝えるにはどうしたら良いか。まさに歌詞が僕の伝えたい想いで溢れているこの曲で、何かできないかと考えました。」

JK「皆さんに協力してもらったおかげで、皆さんと美しい景色を見ることができました。…この日本で過ごした幸せな時間を背景に、感謝を込めて歌わせてもらいました。本当にありがとうございました。」

深くお辞儀をするジョングク。

会場は大きな拍手に包まれた。

照明がついて明るくなった会場。

ジョングクは顔を上げると、真っ先にAさんのいる席に目を向けた。

JK「…それから、大好きです。」

――キャーー！！

「…。」

JK「…笑笑。ARMYの皆さん、愛してますよー！！」

グクは満面の笑みで叫んだ。

それに応えるように、会場からは黄色い歓声が返ってきた。

NJ「Yeah yeah！！」

JH「さぁーーて、そろそろフィナーレに近づいてきましたよ～～？！」

――ええーー！！

YG「最後まで盛り上がっていきましょーー！！」

――キャーー！！

(グク…さっきのは、Aさんに向けて言った言葉…だよね？)

(彼女に…届いているといいね？)

Aさんの姿は一瞬しか見えなかったけれど、すごく感激していたような気がする。

彼女、気づいたかな。

Aさんの思い描いたものだったかどうかは定かじゃないけれど、映像があの日のものであることを知っているのは俺たちと彼女しかいない。

この演出は日本公演だけの、彼女へ贈る特別なもの。

…ちょっとグクの応援し過ぎたかなー自分(汗)

って曲始まる！！