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TH side
JH「…つまり、テヒョンが着けていたピアスは、元はAさんの物かもしれないってこと？」
NJ「そういえばAさんって留学してたんだよな？」
YG「っていうか、何度か会ったことがあるなら顔とか声とか…お互いに気づくもんじゃねぇの？」
「…それが、見た目でいうと全然違うというか…。公園で会っていた彼女は眼鏡にロングの黒髪で、声は…言われてみれば似ていると思いますけど、証拠といえるものは何もないんです。」
JH「Aさんはボブヘアで茶髪だよね？コンタクトにすれば見た目は全然変わるしね…。」
JM「テヒョンがスランプになってたのって、半年くらい前だよね？Aさんの帰国時期って？」
「去年の秋だって、彼女言ってた。」
JI「え…じゃあ彼女と最後に会った時期と同じ…だよね？」
NJ「…テヒョン？」
「…はは。」
JK「ヒョン…」
「はは…俺は…」
今さら後悔したって、
「だから、ピアスのことを聞いてみようと思って、今日も…何度かチャンスがあったのに…おれ…ッ」
もう遅いのに。
涙が溢れて…止まらない。
YG「…ったく、うちの弟たちはダンスも歌も器用にこなすくせに、どうして自分の気持ちには不器用なんだろうな。」
ユンギヒョンが優しく俺を抱きしめてくれた。
JK「…。」
JM「弟たち？それって僕もですか？？」
JH「どうかな？…ジミンも本気の恋をしたら、わかるんじゃない？(笑)」
JM「なんですかそれー！」
「はは(笑)…ユンギヒョン、すみません、落ち着きました。」
YG「お前なりに、走ってみれば良いと思うよ？」
「ヒョン…。」
JH「ふ〜！！ユンギかっこいーー！！！」
YG「やめろって(笑)」
いつもクールでカッコいいユンギヒョン。
この言葉をくれたヒョンは、一段とカッコよくて、
いつの間にか涙は止まっていた。
―――
JI「あ…キムさんが到着したみたいだよ？」
キム「おー、遅くなって悪かったな。」
NJ「いえ。ちょうどいま料理が運ばれてきたところだったので。…Aさんがいないのは残念ですけど。」
キム「あぁ…ちょっとな。彼女、急遽地元に戻ることになったそうだ。みんなによろしく…だそうだ。」
全員｢｢｢｢｢｢｢…。｣｣｣｣｣｣｣
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作者名：miyuu | 作成日時：2018年10月6日 11時
