GAME43 ページ3
殺伐とした雰囲気が漂う中でアカツキくんただ一人はアンプルに目を輝かせている
ユズ「そっそうだろ!?希釈してない原液なんだ!!本来はジャングルの猛獣よけに生成したんだがね!この透明感た深い色合い...たまらないだろ!?」
今度は共感したアカツキくんに食いついたユズさんが目を輝かせながら何本ものアンプルを彼の穴という穴に突き刺していく
というより痛くないのかしら...
ユズ「流石あっきーだ!君なら分かってくれると思ってた」
アカツキ「ふがふが」
カリン「ちょっと!!割れたらどうするんですか!!」
ユズ「え?そりゃあ死ぬさ〜」
アンヤ「テメーも反抗しろ!!」
ユズさんを引き離したカリンちゃんと無抵抗のアカツキくんを叩き倒したアンヤくんはそれぞれ焦りの色を浮かべている
止めに入った二人によって危険は無くなったが正直この二人は何をしでかすか分からないので不安にかられる
ザクロ「路々森」
先ほどと一変するように賑わっていればユズさんを呼ぶ忍霧くんの声でぴたりと静まり返った
彼女を呼んだ彼を見やれば真剣な面持ちでユズさんを見つめる
ザクロ「なぜそんなものを持っている...?」
この中でも特に警戒心の強い彼は彼女が毒薬を持っていることに不信感を抱いているはず
現在向けているその眼差しからも分かるように彼は今、警戒心という名の疑いの目を向けている
彼の様子に気づいたのかユズさんはひとつの間を開けた後ニヤリと微笑んだ
ユズ「知らないのかザッくん、最近は夜道も物騒なんだぜ。イマドキの女子はみんな痴漢防止に”マイ・ポイズン”を所持している」
ザクロ「マッ..”マイ・ポイズン”...!?」
まさかのまさか
彼女の言葉を鵜呑みにした忍霧くんは驚きで頭を抱えている
ザクロ「し..知らなかった...俺は男子校だから...」
アンヤ「ねーよ!!つかよく信じたな!?」
貴「...フッ..フフッ...」
そこまで純粋だったと思わなかったのでつい堪えきれずに笑い声が漏れる
どうやら隣に座っていたカイコクさんも堪えきれなかったのだろう、微かに笑い声が聞こえる
ザクロ「笑うな如犠!鬼ヶ崎!!」
ユズ「それにひーみんやアスなんだってこうして武装しているだろう?何事も用心なのだよ」
確かに護身用に身につけていておかしいはずがない
貴「そうね、何かあったら困るもの」
ヒミコ「そうですね、自己防衛は大切です」
アンヤ「テメーらは過剰防衛!!」
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時