GAME41 ページ1
アカツキ「ただいまです」
アカツキ「アンヤ君!」
カリン「たったいま起きたのよ」
アカツキ「おはようございます」
アンヤ「.....はよ...ございます...」
まだ思考が目覚めてないのか呂律も回っていない
いつもと違って静かな彼がかわいいと感じてしまい自然と笑みが零れる
アンヤくんに言ったらドヤされそう
アカツキ「いきなり倒れて心配しました」
アンヤ「...ここどこ」
アカツキ「食糧庫です、心配しました」
アンヤ「オレ寝てたのか...あーくそっ!」
アカツキ「くそです、心配しました」
貴「本当くそですよ、心配したんですから」
アンヤ「うっ....」
心配したと言い続けるアカツキくんに汗を流す彼
それに続いて私も口を開くと焦るように眉間にシワを寄せた
アンヤ「たいしたことじゃねーよ」
ため息をついて口を開いたアンヤくんは思考が戻ったようで話し始めた
彼は家系は遺伝子レベルで睡眠障害が発症しやすいらしく、睡眠薬を使って強制的に眠ることが多いそう
もしくは限界まで耐え勝手に寝落ちするのを待ってでないと寝られないらしい
今回の一件はその後者の方で倒れたようだ
だからこそ彼の顔色が悪い理由が合致するわけである
アンヤ「...以上、おしまい!」
アカツキ「それでいつも目の下にクマが...」
アンヤ「そーだよ」
アカツキ「いつもイライラしてるのもそのせいなんですね」
アンヤ「そーだよ!!」
...アカツキくんは人を怒らす天才なのかしら...
ザクロ「そこは素じゃないのか...」
アンヤ「あァ!?テメーは聞いてんじゃねー!!」
今度は近くにいた忍霧くんにまで火の粉が飛びいつもの言い争いを始めた
この二人は尽くぶつかり合うため一向に良好にはならない
カリン「ちょっと二人とも...」
ヒミコ「お夜食ですよー」
カリンちゃんが止めに入ろうとした時、ヒミコちゃんがトレーを持って現れた
ヒミコ「パンですよー」
トレーを置くとその上にはパン...と閃光弾が置かれていた
先ほどまで喧嘩をしていた彼らは”それ”を目にした途端にぱったりと静かになった
ヒミコ「おいしいですね〜」
「「「...はい」」」
ほころびながらパンを頬張るヒミコちゃんを他所に重い空気を放ちながらパンを口へ運ぶ男性陣
その様子に私と恐らくカリンちゃんも同じようにこう思っただろう
「「ヒミコちゃん...強くなったわ」」
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時