GAME33 ページ35
アンヤ「おい、アカツキ離れろ!そいつ...オカルト女じゃねえ!!」
貴「アカツキくん!」
彼女の顔が割れ現れたの大きな口
背中からはツタが生やし正体を表したのはマンイーターだった
マンイーターはそのままアカツキくんの頭に喰らいつきギリギリと音を立てている
アカツキ「痛い痛い!俺は美味しくないです」
アンヤ「この野郎!」
マンイーターに飛びついたアンヤくんは口に向かってパイプを着き刺す
動きが鈍った隙をついてアカツキくんに絡みついたツタを斬り落としていく
貴「アンヤくん!」
ギィィイ
アンヤ「アカツキ立て!」
ドサリと落ちたアカツキくん腕を掴んで走り出したアンヤくんに続きその後を追う
彼の頭からは血が流れ落ちており早急に手当が必要だ
アンヤ「なにしてんだテメーは!」
アカツキ「すみません...」
貴「酷い怪我..もう少しだから頑張って」
暫く走ると数メートル先に下へ続く階段を見つけた
アカツキ「階段です!」
安堵するような声で階段の場所を知らせるアカツキくんに急ぎましょうと声をかける
とその途端_後ろにいたアンヤくんが突然その場に崩れ落ちた
アカツキ「アンヤくん?」
貴「やっぱり具合が悪いのね」
アカツキ「大丈夫ですか?」
アンヤ「.....い...から..先に....」
掠れながら発した言葉は最後まで聞き取れずにその場に倒れ込んだ
その状況に顔を青ざめたアカツキくんは彼を揺すぶる
アカツキ「アンヤくん!」
顔色からして過労...?
とにかく危険だわ...先を急がないと
ズズズッ
「「!!」」
追いつかれたらしく再び大口を開けながらこちらに近寄ってきたマンイーター
驚愕するアカツキくんを尻目に彼らを庇うように前に出た
アカツキ「Aさん!」
貴「アンヤくんを連れて先に食糧庫へ」
アカツキ「そんな、Aさんを1人に出来ません!」
貴「私なら大丈夫よ。それより2人を守りきれる自信がないの。アンヤくんも心配だし」
アカツキ「...でも」
心配してくれている彼には申し訳ないがこれは本当のこと
私だって彼らのことが心配である
だがそれ以前に私の目的が果たせる場所かもしれない、またとない機会なのだ
だから_
貴「お願い」
アカツキ「....分かりました。必ず来てくださいね、待ってますから」
貴「クスッ...ありがとう」
アンヤくんを背負うと階段へ向けて走り出した
見えなくなったことを確認すると先程までの笑みを消しマンイーターに向き直った
貴「さあ...始めましょうか」
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ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます!頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです!更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ティア | 作成日時:2019年8月18日 12時