GAME31 ページ33
カリン「誰が読むかあ!!」
ブチブチという音と共にツタを引きちぎった彼女
そのお掛けで廊下への道が開けた
ユズ「よし突破だ」
カリンちゃんに続くようにその道を通りキャンティーンから退散すると少し離れたところでアカツキくんが何かに気づき立ち止まる
アカツキ「みなさんこっちです!」
カイコク「どこ行くんでえ」
アカツキ「食糧庫です。あそこなら壁も扉も頑丈だし施錠もできます」
カイコク「...籠城戦か」
現状的に一旦作戦を練るべきだと考えた私たちは彼の言葉に賛同し食糧庫へ向かうことにする
その最中なにか気配を感じ、警戒するように視線を巡らせと死角に入っている天井から伸びたツタを捉えた
貴「...カイコクさん、刀お借りします」
カイコク「?」
歩を進めながら咄嗟に前に佇むカイコクさんの刀に右手をかけ返答を待たずして引き抜く
ユズ「いいぞあっきー、そこで作戦を練ろ「シャアァァ」!」
奇声をあげながらユズさんに向かってツタを伸ばしたマンイーター
皆気づいていなかったようで驚愕しながら顔を上げ硬直し、特に標的にされたユズさんは反応に遅れ目の前に迫っている
刀を持ち替えた私は彼女に刺さるすんでのところでツタを切り裂いた
「「「!!」」」
ボトりと鈍い音を立てたツタを尻目に彼女に身体向ければ目を見開いていた
その後ろでカイコクさんたちも唖然とした様子でこちらを見つめている
貴「大丈夫ですか、ユズさん」
ユズ「...た、助かったにゃー!ありがとうアスなん!」
貴「いえ、それより直ぐにここから離れ..!」
ズンッ
ユズ「うお!?」
天井に張り付いていた奴は私とユズさんの間に落ちてきて彼女らと引き離した
こちらを向いたマンイーターは先ほど切られたことに興奮しているのか威嚇するように唸り声をあげている
アカツキ「ユ...ユズせんぱーい!」
アンヤ「おいバカ下がれ!!」
こちらにいるのはアカツキくんとアンヤくん、そして私の3人
ツタが邪魔をして向こう側へ行けない中でユズさんが声をかける
ユズ「あっきー、アン坊、アスなん!君たちはそっちから迂回しろ、食糧庫は地下1階だ。必ず合流するんだぞ!」
「「「はい!!」」」
貴「カイコクさん!」
カイコク「!」
ユズさんへ返事をした後、近くにいるであろうカイコクさんに声をかけた
貴「すみませんが、暫く刀お借りします!」
カイコク「ああ、気い付けてな!」
貴「はい!」
そう言って私たちは各々食糧庫へ向けて足を進めた
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ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます!頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです!更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ティア | 作成日時:2019年8月18日 12時