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GAME29 ページ31

下へ降りた私たちは気を取り直してキャンティーンへ向かう
するとそこには第3ステージの参加メンバーと露天へ行っていた2人がまったりとお茶をしていた



ユズ「やあ、揃ってどこ行ってたんだい?」


貴「付近の散策です」


アカツキ「こっちは第3ステージ無事クリアしました」


花が咲くような笑顔で駆け寄るアカツキくんに笑みを向け祝福の言葉を送る中、両サイドの彼等_特に忍霧くんは真剣な面持ちで当たりを見回す



ザクロ「...パカは?」


アカツキ「まだ見てませんよ」


ザクロ「そうか..」


ほっとした様子の忍霧くんに目を向け再び前へ戻せばアカツキくんの後ろで淀んだ空気が漂っている
目の下が腫れているヒミコちゃんと特に酷いのはアンヤくんで怒りを顕にしながらケーキにかぶりついている



貴「何かあったの?」


アカツキ「...いろいろありまして」



二人の空気を見るからに今回のゲームにもただならない何かが起きていたのは安易に想像ができる
伏し目がちのアカツキくんの様子にこれ以上は何も聞かないでおこうと目を瞑った



カイコク「全員いるか、話しておきたいことがある」



カイコクさんの声に目を開け散策で仕入れた情報を共有しようと口を開きかけた直後_



ドコンッ!!




「「「!!/!?」」」




突如彼らの背後の壁が崩落し壁の一部がガラガラと音を立て始めた
一斉にそちらへ目を向ければ自分たちの数倍の大きさを誇る食人木が現れた
口元から落ちる唾液と長いツタを動かしながら唸り声を上げている

近くにいた二人は咄嗟に身構えたが特に近くにいた忍霧くんはツタに足を取られその場に崩れ落ちる



ヒミコ「忍霧さんが!」


アンヤ「行くなバカ!」



カリン「...なに..これ...」



パカ[ピン・ポン・パン・フェ〜〜〜]


状況が読めず青ざめるカリンちゃんたちを他所に以前にも聞いたパカのアナウンスが流れ始め顔を顰める


パカ[緊急連絡_ルール違反者ペナルティのため難易度"S"ステージをご用意いたしました。タワー内は一時封鎖されます。巻き添えのみなさまあしからず]


ルール違反者_51階以上に踏み込んだ者
手引きをした私も含まれるのだろうか...いやそんなことはどうでもいい
今はこの食人木_即ちマンイーターをどうにかすることが督促である


そしてここから私たちの運命が大きく変わる



パカ[第四ステージ"ミミクリー・マンイーター殲滅"...開始でございます]

GAME30 ー4STAGE-→←GAME28



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設定タグ:ナカノヒトゲノム , 実況中 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:アニメ
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ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます!頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです!更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティア | 作成日時:2019年8月18日 12時

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