Aぇ夢一緒にみよな 4 (ページ10)

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翌日
廉「拓真！どした？元気ないじゃん！」

お前のせいだよ！
なんて言えるわけもなく

福「昨日の宿題難しすぎて寝るの遅くなった」

廉「そんな難しかったか？」

『隼人くんは頭いいからねー笑』

廉「え、ひまわりも難しかった？」

『まぁ、普段よりは？』

廉「応用問題だったもんな」

芽「ひまわりー！購買いこー！」

『うん！』

福「隼人さ。ひまわりの事どう思ってるの？」

廉「んー？可愛いとは思ってる。俺ショートが好きって言ったらさ、夏休み明けたらショートになっててさ」

そっか。
失恋じゃなかったんだ。隣歩いてたもんな。
最近可愛さが倍増したなとは思ってたけど…

君も俺と同じようにたくさん努力したんだね

放課後
芽「ひまわりごめん！彼氏が迎えに来てるらしくて！いっしょに帰れない！
一人で帰るの危ないから…
拓真！ひまわりと一緒に帰ってあげて！」

と俺にウインクしてきた

『1人で大丈夫なのに笑』

福「帰ろっか」

『うん！』

帰りに最近流行ってるジュースを2人で買って歩く

福「ひまわり。ショート似合ってるね。」

『ほんと！？嬉しい！昔ショートにしたらお兄ちゃんに座敷童子って言われてそこからずっとロングだったの！似合わなかったらどうしよって不安だったから！男の子で初めて似合ってるって言ってくれたの拓真だよ！笑』

福「え！まじで！？隼人とか言ってると思ってた」

『んーん？なーんも？笑』

福「そーなんだ」

『隼人くんがショートがいいって言ったからしたのになー』

そう寂しく笑うひまわりをとびっきりの笑顔に変えられるのは俺じゃない。

そのメイクもその髪型もよく似合ってるよ
だから
君が好きな人に「好きだよ」と素直に言えますように
君の幸せが俺の幸せだそう伝えよう

しょうがないな、俺はいつも通り
片思い続けよう

Fin.