Aぇ夢一緒にみよな 4 (ページ36)

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昔の話ページ36

『できます！！』

末「あかん。帰れ」

西畑「させてあげてください」

末「そんな泣きそうな顔してレッスン受けられても迷惑」

大橋「ちょっと！言い方！！
違うねんで？これでも心配してるねんで！？
Aちゃん。今日は一日ゆっくり休み？明日からまた笑顔でおいでな？1人で帰れる？」

『…
迷惑ですよね…

すみませんでした今日はおやすみさせてください』

バタンと閉められたドアを俺らは見つめることしかできひんかった

翌日約束通り笑顔で来たA
福「おはよ！！昨日な20個くらいギャグできたから今から披露するな！」

『大晴くんおはよ
ギャグは着替え終わったらみせて笑
楽しみにしてるわ！』

先輩A「あれー？柚木これたんやー笑」
B「結構図太い神経してるやん笑」
C「女ってだけで先輩達に可愛がられてるもんな？」

福「あの！」

A「なに」

言い返そうとした俺の袖をギュッとにぎって今にも溢れそうな涙を堪えながら

『言い返さなくていいよ、ありがとう』

Aに言われたら言い返そうとしていた言葉を飲み込むしかなかった

末「お前らさ、いじめる時間あるんやったらダンス練習したら？
自分よりも年下いじめて何が楽しいねん
ダサすぎるやろ」

どこから来たかわからない末澤くんが先輩達を追い払ってくれた

末「ちゃんと来たん偉いやん」

『…え』

末「性別とか関係ない。お前のダンス俺は好きやで」

『末澤くん。ありがとうございました！！』

末「別に？俺はいじめるとか嫌いなだけやから」

その日からレッスン場につくなり
『末澤くん！おはようございます！！
今日もお願いします！！』

末「なんで俺やねん。大橋とかに教えてもらい」

『末澤くんがいいです！！』

大橋「よかったやぁん！俺振られたけど…」

『末澤くん、ここのフリなんですけど…』

末「あー、ここな、難しいよな
ゆっくりしよか」

今思えば誠也くんはこの時からAに甘かったな笑

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