Aぇ夢一緒にみよな 3 (ページ1)

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スランプページ1

晶哉

新しい曲を作りたくて楽屋の机の上にあるノートに思いついた言葉を書いていく
関連性のない言葉達をどーやって繋げていこうか
いつもやとぽんぽんと歌詞が浮かんで自然とメロディーがついてくるはずやのになかなか降りてこーへん

言葉を並べては消して、また並べては消しての繰り返し

佐「んあぁぁ！！」

『なになに！？どしたん！』

突然大きな声を出した俺に驚くさっき入ってきたであろうAちゃん

佐「あ、おはようございます！はやいっすね！」

『晶哉の方がはやいやん笑』

佐「これの前にお仕事あったんで、終わっていくところもないし、早めに着いちゃったんです笑」

なにしてるんー？

と俺のノートをのぞきこんできた

『曲作ってるん？』

佐「そーなんすよね。ちょっと爽やかな恋愛っぽい、けど聞き方によれば友情を描いた曲みたいなやつ」

『へー、すご！楽しみやわ！私晶哉が作詞した曲ほんま好きやねんなー』

そこにある小さな幸せを探して生きていくもんだろ〜って呑気に歌ってるAちゃん

『言葉選びが天才なんよな、晶哉って』

佐「めっちゃ嬉しいです！
でも、今回全然降りて来ないんですよね」

『そっかぁ。なぁ今日の夜お仕事ある？』

佐「ないっすよ」

『あけといてー』

こんな時は気晴らしにいくながら１番やー
なんて言いながら外に出て行った