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家の中に入ってもらい、一緒に夕食を摂った。

シャワーを浴びてリビングに戻るとソファーに健人くんが居て、僕はそっと近づいた。

『...健人くん??』

そう呼ぶとこちらを見てくれて、健人くんは右隣の空間を手でポンポンと叩いた。

『座って。』

『寝なくて大丈夫??』

『少し話したい。』

そう言われて僕は髪をバスタオルで拭きながら、指定された場所に座った。

『松島。』

『ん??』

『...ごめんな。』

『...。』

『...急に姿を消したりして、ごめん。』

『...事情があったんだよね??』

『...うん。』

そう言われて僕は健人くんを見た。

『この前の記念日に届いた健人くんからのプレゼント、風磨くんとっても大事にしてるよ。』

『...。』

『だから、大丈夫だよ。』

そう言うと健人くんは正面を見た。

『...なら、いいけど。』

その声色は少し切なく僕は健人くんの手を握った。

『健人くん。』

『ん??』

『大丈夫。』

そう言うと健人くんは再びこちらを見てくれてた。

『...松島。』

『...昔から何か悩んだり落ち込んだりしてると、健人くんはいつも僕に言ってくれた。大丈夫だよって。』

『...。』

『...大丈夫だよ。風磨くんにも健人くんにも、変わらないモノがあるでしょ??』

『...。』

『...消えない想い、消せないモノがあるよね??』

『...。』

『...二人が信じるモノが全てだよ。他は関係ない。』

そう言うと健人くんは微笑んでくれた。

『...松島のくせに。』

『てへっ。』

そう言うと健人くんは手を握り返してくれた。

『...ありがとう。』

『どういたしまして。』

そう言って僕は立ち上がった。

『風磨くんに怒られたくないから、部屋に送る。』

『ん。』

そう言って健人くんは立ち上がって、僕は部屋の前まで一緒に行き中に入るのを見送った後で僕も自分の部屋に向かった。

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設定タグ:ふまけん , 菊池風磨 , 中島健人   
作品ジャンル:恋愛
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sz all担 - 更新頑張って下さい。 (2019年12月15日 21時) (レス) id: 64c6d97e11 (このIDを非表示/違反報告)
yukine(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2019年8月24日 22時) (レス) id: bb3b31a640 (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー - 更新楽しみにしてます☆頑張ってください! (2018年12月19日 17時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:seri | 作成日時:2018年12月13日 12時

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