55話 ページ6
『失礼しま』
白布｢牛島さん！なんであんなやつと絡んでるんですか！｣
牛島｢…………｣
この声は……白布先輩と牛島先輩かな。
白布｢あの人、バレー経験無いのに急にバレー部のマネやりたいとか、おかしいじゃないですか！練習だって、俺がボール上げます！｣
痴話喧嘩みたい←
までも、その通りだよな。
間違ってない。
経験のことも言ってないし。
今思えば、私は自分のことをちっとも話してはいない。
誰だって得体の知れないものは怖いんだ。
牛島｢だが、あいつはそうは見えない。｣
白布｢本能じゃないですか！そんなの！｣
牛島｢白布が言っているのも本能だろう。｣
白布｢！？｣
牛島｢あいつは、Aは、1回でも男目当てでココに入ったと言ったか？バレー経験がないと言ったか？｣
白布｢…………っ｣
牛島｢確かにホントのことは分からすないが、疑っていいかもわからずに、嫌な奴だと決めつけるのはただの偏見だ。偏見を持つようなやつに俺はなりたくない。｣
白布｢そうですか……声を荒らげてすいませんでした……｣
牛島先輩の言ってることも違わない。
ん〜難しいな〜
やっぱり帰ってから言おう……
ってかやばいやばいやばい白布先輩こっち来た
──────────
3分程遅刻した体で体育館に入った。
『すいません、少し遅れました。』
牛島｢む、構わん。始めるぞ。
後ろから押して貰えるか。｣
と牛島先輩は柔軟の体制をとる。
この人は多分、マネージャーのことはまでは考えていないんだろうな。
強くなりたい。
そんな思いでやっているんだろうな。
だから、自分が思っていることだけを口から出すんだろうな。
本心…か。
牛島｢……ん？どうした。大丈夫か？｣
『っ………はい！』
今まで特に何も思わないようにしていた。
多分本当は傷ついているから。
傷ついている自分を鎖でさらに締め付けて、
抑えて
堪えて
殺して。
帰ったら全てを話そう。
皆に。
──────────
現時刻
牛島｢もう一本頼む。｣
12:30。
『もー！さっきのがラストって自分て言ったじゃないですか！』
牛島｢次はラストだ。｣
『ホントのホントにラストですよ。終わったら片付けますからね！BBQも1時から準備なんですから！』
牛島｢あぁ。｣
『じゃ、いきまーす！』
ふわりとネットに少し離れたボールをあげる。
たちまちﾊﾞｼﾝという音が体育館に響いた。
地面が動き、空気が揺れる。
かっこいい選手だな。
牛島｢A、もういっ｣
『はーい片付けまーす』
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舞香(プロフ) - コメント失礼します。面白くて一気に見ちゃいました笑 それと、たぶん同級生だと思います笑私もコロナ中の受験生で現在は高一です。 (2021年1月17日 22時) (
レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
改山田.com(プロフ) - iPhoneに変えたらログイン出来なくなった山田でぃぁす！！今後このアカウントで投稿はないので「改」の方で投稿いたします~よろしくです~ (2020年9月1日 23時) (レス) id: 9d3e797127 (このIDを非表示/違反報告)
まい - お疲れ様です!!これからも無理しない程度で更新頑張ってくださいネ!! (2020年5月16日 15時) (レス) id: 39522f91a4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 好きなストーリーですわぁ…(*^ω^*)更新楽しみにしてます！！！！ (2020年5月6日 11時) (レス) id: 5973ca5896 (このIDを非表示/違反報告)
みさと - 内容が好きで、文も読みやすく最初から全部一気に読みました！投稿頑張ってください！ (2020年4月22日 20時) (レス) id: e68b1fb25d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまだ.com | 作成日時：2019年9月10日 21時
