チート少女、色々な高校に愛される。“2”

50話 ページ1

賢太郎がいたのはすごくびっくりしたけど、
今は切り替えて、烏野と音駒のデータ取らないと……


？？ん？清水先輩、ここで何やってんだ？


『清水先輩、どうしたんですか？

あっちのコート担当じゃ……？』


清水｢あぁ！ごめんね、

テーピングお借りしたくて……音駒の主将さんが突き指しちゃったらしいんだけど、

烏野の救急箱、もうテーピング使い切っちゃって……｣

『えぇ！大変じゃないですか……

でもウチのも今なくて、部屋まで取りに行かないといけないんですけど……


でも、大丈夫です、清水先輩はアッチのコート始まるので、行かないと！』

清水｢……っ、そうだね！ごめん。お願いするね。｣


──────────


夜久｢？なんか、白鳥沢のマネ、こっち走ってきてるよ？｣

『っ、あの、突き指された方って…』


黒尾｢？、あ、あぁ、オレオレ｣

『スイマセンお待たせしました。手をお借りしますね。』

黒尾｢おぉ、テーピングなんてポッケから出てくんの、スゲーな白鳥沢。個人でテーピング持ってんのかよ‪w｣

『あ、痛くないですか？』

黒尾｢もうちょいきつくて大丈夫｣

『これくらいですか？』

黒尾｢お、おっけい｣

『冷やす必要があったら言ってください。痛みが出たりだとか……』

黒尾｢りょーかーい(手際良すぎでしょ……)｣

──────────


あっぶねーもう試合始まるって時に……

次買い出し行った時はテーピング5個くらい買ってこよ………………


今回は自分のテーピングで済ませちゃったけど……細すぎ無かったかな？


不思議そうな顔してたし……



あ、烏野点入れた。そういえばこないだ、牛島先輩が、


牛島｢道で“俺を倒して全国に行く”

と言われた。｣

って言ってたな……あの10番の子……


道…………？



それと……賢太郎…

小学校からの幼なじみ。

青城いたんだ……



〈Aは悪くねぇべや！〉

……懐かしいなぁ…



))ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｯ

烏野側のタイムアウト……？



あ！


『月島くん、大丈夫？』

月島｢あ、へーきです。｣

『でも歩くの辛そうだし、ちょっと抜けさせてもらお、』

烏養｢悪い、頼んだぞ｣

『はい』


──────────


『月島くん、足出してくれる？』

『うわ…ちょっと赤く腫れてるね、

今日は練習出れないかな、
最終日に少し残念だけど……』


冷却スプレーをかけ続けて、

丁寧に湿布を貼って軽く固定をする。

月島｢骨とか行ってないんだったらいいや｣


『でも平気だよ、次の日の練習はでれるから。』

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