ヲタク性格を初対面で晒したら引かれそうなんで暫くは静かな子を演じます【青の時代】 (ページ29)

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中也くーん！愛してまーす！！と思った今日この頃ページ29

そして今、私たちは屋敷の近くにいる
うん、マジで半分ぐらい吹き飛んでる
ヤベエな、おい！

太宰「始まってるね。派手な爆発痕。あの爆発のど真ん中に入れてもらえば、苦しまずに吹っ飛んで死ねたんだろうなあ……」

中也「あーはいはい。後で幾らでも苦しまずにぶっ殺してやるから、今は仕事に集中しろ」

中也が蔑んだ目で太宰を見る
そんな顔もイケメンですね！
そっから蘭堂さんがなんだのかんだのうだうだうだ
と、説明がなんたらかんたら
え？最近略しすぎだって？
しょうがない、三斗ちゃんがテスト期間は入っちゃって忙しいんだよ

と、脳内でそんな会話を繰り広げていると後ろから聞いたことはあるような気がするけど誰だかよく判らない声が聞こえてくる
え、マジで誰？？
振り向くとそこには

GSS「両手をあげて振り向きなさい」

GSSの人がいた
あーなんか優しい声の人！

太宰君と中也君は顔を見合わせてから素直に手をあげて後ろを向く
私も同じ行動をとる

っていうか手をずっと上げてるのって地味に疲れる
下ろしていいかな

そんなことより双黒お二人さんの横顔が尊(((

GSS「何だ、子供ですか。てっきり増援部隊かと。マフィアが人手不足なのか、あの蘭堂という男に人望はないのか」

蘭堂さんは仮にマフィア内に人望が無くてもヴェルレェヌさんと私からの人望がやっべえからな？？

あ、そういえばこの後太宰君の怯えた演技見れるじゃん
早く意識を戻さねば！
(此処迄0.2秒)

太宰「す、すす、すみません！僕たちはただの……近所の子供です！蘭堂さんの家に配達に行く途中で、だから……」

いや、演技うっまいな！？
まあ、残念なことに演技は此処で強制終了になっちゃうけど

中也「おいオッサン。お互い時間を節約しようぜ。あんたが俺に一発撃つ。そしたら俺が反撃にあんたを隣町までぶっ飛ばす。次いでん怒った襲撃者も全員ぶっ飛ばす。それで襲撃はお開きだ。どうだ？」

GSS「何だと？」

GSSが銃の照準を中也に向ける
ていうか

『ぶっ殺すじゃなくてぶっ飛ばすというところに優しさを感じる私は可笑しいのだろうか……』

太宰「……ああ、もう。せっかく演技でだまして、情報を引きずり出そうと思ってたのに……」

中也「どうした？子供は撃てねえてか」

中也が銃口が摑めるほどの距離まで近づく
何あの自慢に満ちた表情！可愛い！愛してる！！