チート少女、色々な高校に愛される。

13話 ページ14

とりあえず終わると、
カゴを持って体育館に戻った。


時刻は2:50

練習が始まるまで10分。

自主練してるもの、
友達と喋るもの、
柔軟を入念にするもの。



『牛島さん、ボール出しますよ。』

牛島｢ああ、頼む。｣

牛島さんは休憩でも関係なく練習をしている。
それは私が最初に見学来た時にも
見ていた。

天童｢俺ブロック飛んでもいーい？｣

『お願いします。』

天童さんと牛島さんが位置につくと

『行きます』

フワリとボールをトスをする。
誰にとっても打ちやすい、ふわっとした、
打点の高いボールだ。



牛島さんの手が当たると同時に
天童さんの手か、牛島さんの手が
ﾊﾞｼｨﾝという音が鳴る。

ボールが天童さんがいるコートに落ちて、

天童｢強烈だねぇ…若利くん。｣

とニヤニヤという。

『天童さん、指のテーピングが緩いです、
治すので少し来てください。』

天童｢ん、アリガトー！急いでたんだよネ〜｣

どうやって巻いたらそんなに弱くなるのか

追求したくなるくらいていうか

テーピングの意味無くね？

っていう巻き方をしている。


水分を拭き取り、ゆるゆるな所を、
新しいテーピングでキュッと巻く。

天童｢早業だね〜！ピシッとした〜｣

『それは良かったです。』


齋藤｢集合ーーー！！！｣

バタバタと齋藤先生と鷲匠監督の周りに
人が集まり始める。

これってなんだか、

齋藤｢もう知っているものもいると思うが、

今日からマネージャーが増える。

体育館の整備、
スポドリの作成、
タオルの配布、
スコアの書き留め、
鍵の開け閉めなどの仕事を
こなしてくれる。

だいぶ楽になるだろう。

じゃ、柳瀬、自己紹介を頼む。｣

なんだか

『はい！1-4、柳瀬Aです！トス上げ、レシーブなど、言ってくれたらやります！よろしくお願いします！』

なんだか

｢｢｢｢シャアアアァス!!!｣｣｣｣






＿＿＿＿＿＿＿頼られてるって感じがする

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