【凪のあすから】深海から発して【木原紡】

4話。 ページ6

担任の先生と一緒に教室に入るとすぐに教室内がざわついた。

少し静かになった頃には、また『視線』。

これが私たちに突き刺さるように向けられた。

担任：「じゃあ、自己紹介してくれるかい？」

ちさき：「ひ、比良平ちさきです。地上の生活に早く慣れる事が出来ると良いなって思っています。よろしくお願いします。」

要：「伊佐木要です、どうも。…ん？」

あれ…？

また教室内がざわざわしてる…。

何だろう…笑われてるのかな。

ちぃちゃんも要も完璧な自己紹介したのに、どうしてかな？

「なんか魚臭くねぇ？」

「やっぱ海の奴らダセェよな〜。」

えっ…？

わ、私たちってダサいの？！←

光：「あー、あー、臭ぇ、臭ぇ。

先島光。地上の奴ら豚臭いっすねぇー。

よろしくブヒィーっ。」

ひぃくんは自己紹介と一緒に陸の人たちを『豚臭い』と言って豚足ピースをバッチリときめた。

私たちを馬鹿にしていた人も周りで笑っている人も一気に黙ってしまった。

A：「ひぃくん！」

光：「A、お前もかましてやれよ。」

A：「かますって…///」

私はチラッと窓際の一番後ろで外を見ている男の子へ視線を向けた。

今朝、会った漁船に乗っていた男の子と私たち4人は一緒のクラスだったのです。

A：「で、できないよ！そんなの…っ」

光：「やれっていうの！！」

ひぃくんは私の両腕をガッと力強く掴んだ。

ちさき：「ちょっと、光！」

間にちぃちゃんが入ってくれたお蔭で助かったよぉ…。

A：「も、もぅ！ひぃくんとはお喋りしないよ！」

光：「上等!!」

ひぃくんは、ちぃちゃんの手を解いて(ほどいて)そっぽを向いてしまった。

…ひぃくんの意地悪っ。

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こんにちは。

きただに まりです☆

やっと教室に入れましたね〜ｗｗ

ってか今時、豚足ピースをする中学生がアニメで見れるとは…！

私は驚きましたｗｗｗｗ

評価・コメお待ちしておりますm(__)m

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