3話。 ページ5
どんどん船から遠くなっていく。
それでも男の子は船上から私を見ていた。
私も、ひぃくんに引っ張られながらも男の子を見ていた。
なんでか分からないんだけど、自然とそうしていたの。
しばらくして海から陸に上がると、ひぃくんはすっごーく怖い顔で私を見下ろしていた。
光：「馬鹿野郎!
漁船を見かけたらすぐ逃げろって言われてただろ!!!」
ひぃくんの怒鳴り声が響いた。
A：「ご、ごめんなさいっ…！泣
で、でも網には掛からなかったよぉ…。」
光：「それはたまたまだろうが!!」
キーンと鼓膜に振動する、ひぃくんの声。
うぅ…。
耳が痛い…っ
ちさき：「も、もうこのぐらいにしてあげて、光。」
要：「そうだよ。Aが無事で良かった。」
光：「お前らはAに甘すぎるんだよ!!」
そう言い放って、ひぃくんはどんどん行ってしまった。
制服は、『薄膜』が海水を吸ったから乾いていて冷たくないのに心が冷たく感じた。
最近のひぃくん…怒ってばっか。
要：「ほら、Aも行こう。」
ちさき：「遅れちゃうよ？」
ちぃちゃんは私の手を優しく握ってくれた。
小っちゃい頃から、ちぃちゃんの手は決まって温かかった。
私はそんな太陽の様に温かい、ちぃちゃんの手が大好きなんだよ。
A：「うんっ」
立ち上がって、ひぃくんを追いかける様に私とちぃちゃんと要は走った。
ひぃくんともちゃんと合流して美濱中学校に到着しました。
でも正門をくぐった時、たくさんの視線が私たちを囲んだ。
A：「や、やっぱり美濱中学校の制服、着てくれば良かった…っ。」
は、は、反感買っちゃったんだよ、きっと！
光：「はぁ？！
今更なんだよ！」
ひぃくんは私に噛み付くかのような形相(ぎょうそう)で怒鳴った。
A：「ごっ、ごめんなさい！
だから怒っちゃ、やだよぉ…っ」
要の後ろに隠れながら私は、ひぃくんに謝った。
光：「ったく…、もうそんな事、言うなよな。」
これって許してくれたって事だよね？←
良かった〜…っ。
ちさき：「仲直り、出来たなら職員室行こうよ。」
要：「そうだね。先生が待ってると思うし。」
たくさんの不思議なモノを見る様なちょっと怖い視線を浴びながら私たち4人は職員室へ急ぎ足で向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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遥 - 面白いです！！応援してます。 (2016年2月27日 12時) (
レス) id: de956f531d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり@アニオタなのです！ - この小説、とても面白くて好きなのになんで更新やめちゃうんですか？！夢主ちゃんはヒドインじゃありません！充分可愛くていいキャラじゃないですか！勇気を出して頑張ってください！応援してます！ (2015年7月24日 19時) (レス) id: 02d8f37c34 (このIDを非表示/違反報告)
絞噛 - 自分勝手過ぎませんか。 コメント欄を見て下さい。 皆、貴方の更新を待っているんですよ？ それに、私もこの小説好きですよ。夢主ちゃんは別にヒドインでもないと思います。頑張ってください。ずっと応援しますから。 (2015年2月28日 15時) (レス) id: e9d831c1bd (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - まだ、その単語、あるの...？私、その単語見ないよ、また更新してよ、楽しみにしてる。みんながなにを言おうと私はずっと応援してる、嫌わない、ずっと好きでいる！ (2015年2月11日 22時) (レス) id: f5767a81c7 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます♪頑張ってください応援してます (2014年5月27日 16時) (レス) id: 9332b14dca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きただに まり | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/wing01rose0604/
作成日時：2013年11月10日 23時
