罪には罰を。

9話 ページ12

紫耀side

今はAの手術の真っ最中
Aのお母さんらは、仕事で海外行ってるから来られへんらしい

俺らが病院に着いてから30分ぐらい経つけど、
まだライトは、赤く光ったまま


パチッ (←ライトが暗くなった音)

ガラガラガラガラッ

紫耀「っ！(泣)」


Aが戻ってきた…
けど、頭は包帯でぐるぐる巻き。



医者「Aさんのご友人の方ですか？」

紫耀「そうです…Aは⁉」

医者「手術は無事終了しました。手は尽くしました。ですが…Aさんが目を覚ますかどうか…」

紫耀「そんな…(泣)」

勇太「Aは、もう目覚めないんですか？」

医者「どうでしょう…。
明日目覚めるかもしれませんし、1週間後、1カ月後、あるいは一生目覚めない可能性も、0とは…」

紫耀「何やねん、お前医者なんやろ？医者やったら何とかしろや！(泣)」

廉「紫耀、落ち着け！お医者さんやって手は尽くした言うてたやろ？
今こうして暴れても、Aは目覚めへんねん。」

紫耀「クソッ！」



何でAがこんな目に遭わなあかんねん
茂松春希…許さない、覚えとけよ！



〜〜1週間後〜〜


あれから1週間経った

茂松は1カ月の《謹慎》を命じられた
退学にするレベルやったけど、退学やとgameが出来へんから
俺らが学園長に頼んで、謹慎で収めた


俺らは毎日お見舞いに来てるけど…Aは目覚めない



玄樹「A〜、今日も来たよ！」

勇太「今日の出来事と言えば…」

優太「体育！」

勇太「だな！バスケは楽しいけどな〜。田中先生ちょー怖い！(笑)」


海人「…A、早く起きてよ」

廉「海人！」

海人「早く起きてよ。僕も悪かったけどさあ、早く起きて、一緒にgameしようよ!(泣)」

A「んっ…。」

海人「A！」

廉「海人？どうした？」

海人「今、Aが声出した…！」

A「かい、と？」

海人「A！」

ギュッ！

「「「「「A!/Aちゃん！」」」」」

A「かいと、くるしい。」

海人「ごめん…。」

玄樹「と、とりあえず、ナースコール！」



医者「Aさん、起きたんですね？」

A「ここ、、病院？」

医者「そうです。貴方は1週間ずっと眠っていたんですよ」

A「そうなんですか…。」

医者「少しずつリハビリをして、退院出来るよう頑張りましょう」

A「はい…」

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