罪には罰を。

21話 ページ25

あ〜、楽しかったわ！
何より茂松の真実を知った瞬間のあの顔(笑)


紫耀「茂松の顔、おもろかったな！」

勇太「それな！」

海人「リアル『ムンクの叫び』だった！(笑)」

聡「あれはもう一生忘れないね(笑)」


あら、皆同じことを考えていたみたい！
これこそ…以心伝心？



A「そう言えば今度、私のお祖母様の誕生日partyがあるの」

廉「そういや、せやったな！」

A「で、そこでこのgameの最終章を始めようかと…」

玄樹「おっ！いいじゃん！そこで例の録音流しちゃえば？」

侑李「例の録音って？」

海人「茂松がAに怪我させたとき、Aが録音機をONにしてて…そこに、その時の会話がしっかり録音されてるの！」

涼介「A！さすが〜！」

A「ありがとう♡じゃあ1か月後、楽しみにしていましょ？」



〜1か月後〜


みえ子(Aの祖母)
「本日は、私の誕生日パーティーに参加して頂き誠にありがとうございます。短い時間ですが、楽しんで下さい」


ようやくこの日が来たわ！
今日は茂松春希へのgameの最終章！

ちなみに作戦は…
1,いつも通り来て下さった企業の方に挨拶
2,普通にパーティーを楽しむ
3,アラーム設定をしたから、決められた時間に例の録音が放送される
4,茂松へのgame終了

こんな感じかしら？


邦彦「A企業の皆様、本日はこちらのパーティーに私共茂松企業を呼んで下さりありがとうございます」

正智(Aの祖父)
「こちらこそ、わざわざ来て下さってありがとうございます。つまらないパーティーですが、楽しんで下さい」

美智恵「ありがとうございます。」

邦彦「春希もお礼しなさい」

春希「ありがとうございます」


来たわね、茂松春希。
楽しい仕掛けを一生懸命考えたのよ？
楽しんでちょうだい♡



みえ子「A、ここに居たのね。Aと同じ生徒会の皆さんが、いつもの小部屋に居られるわよ？」

A「お祖母様、わざわざ報告ありがとうございます。じゃあ、挨拶に行って来ます」




優太「主役の登場〜！」

聡「主役…(苦笑)」

紫耀「主役って茂松なんちゃうん？」

A「紫耀、違う。茂松は主役じゃなくて、ピエロになって私達を楽しませてくれるの！」

涼介「ふふ、ピエロ(笑)」

侑李「似合うじゃん！綱渡りで落ちちゃうダメピエロ！(笑)」

A「そうね！…そろそろ放送の時間よ？」

廉「んじゃ、行くか？」

玄樹「最終章のはじまり、はじまり〜！」

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