27 ただいまのチュー ページ27
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普段だったら恥ずかしがる私相手に、テヒョンは意地でもおかえりのチューをさせるというのに。
「…珍しいね」
TH「そう？」
「そうだよ、初めてじゃない？」
TH「おかえりのチュー"は"しなくていいよ」
やけに、"は"を強調したテヒョン。
それに少しばかりの疑問を抱いていると。
TH「だからただいまのチューしていい？」
ちょっと可愛く首を傾げながらそんなことを言い放った。
…いやいやいや、おかえりのチューと何が違うの！
「何が違うのそれ…」
TH「全然違うじゃん。おかえりのチューはAから。ただいまのチューはおれからだよ」
謎の理論を自信満々に答えたテヒョン。
そんな彼がなんだかとても可愛くて思わず笑いが溢れた。そしてくすくすと笑う私を見ると、テヒョンも嬉しそうにしていて。
TH「だからチューしてもいい？」
「…仕方ないなあ」
私の返事を聞くと更にゆるりと口角を上げて、その綺麗な顔が降ってきた。
ちゅ、っと私の唇に軽く触れた、彼の整った唇。
いつもならおかえりのチューはこれで終わるから、いつも通り離れようとすると。
「……っ、ん」
テヒョンは離れようとした私の頬を片手で包み、もう片方の手で後頭部を押さえつけた。
玄関先での初めての展開に戸惑っている私なんてお構いなしに、テヒョンはその先へとことを進める。
彼はその整った顔を少し傾けると、角度を変えて私の唇をゆっくりと啄む。
普段よりもやけにゆっくりと、私の唇を堪能するかのようにその唇で何度も何度もじっくりと角度を変えて啄むから、だんだんと私の身体の芯も熱を持ち出す。
そうやって唇にしか触れない彼になんだかもどかしくなって、早くその先に進んでほしくて思わず溢れた吐息。
「……テヒョン」
なんて唇の隙間ができた瞬間に、彼の名前まで呼んで。
テヒョンはそんな私の声を聞くと、一度ふっと妖艶に笑って、私の腰を抱くと自分に更に密着するようにと引き寄せた。
ぴったりとくっついた体温にも私の心臓はいとも簡単に跳ねる。
テヒョンはそのまま私の腰元に手を置いて、ゆっくりと腰を撫であげるから、だんだんと妙な気持ちになってきて。
こんな玄関先で何してるんだか…
なんて、そんな自分を誤魔化すかのように考えた。
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ナノカ(プロフ) - ここあさん» ここあさんありがとうございます！ひゃ〜嬉しすぎてスクショしました！（笑）早くこちらの続き書けるように頑張りますね。いつもありがとうございます愛してます(*^^*) (2020年8月24日 21時) (
レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - こんばんは！もうすでに何回も読み返しました。ナノカさんの文章って読むだけでその背景が頭に映し出されてドラマを見ているみたいです。続きが気になってまた睡眠不足かな(´;ω;｀) (2020年8月9日 0時) (レス) id: 0e5cf05a43 (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - ナオコさん» さすがナオコさん！私のことよくお分かりで…！（笑）波乱おこしまくります！繊細で儚げ…嬉しくてにやけました！ナオコさん今日も大好き！！ (2020年8月7日 1時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - メグさん» メグさんありがとうございます（ ; ; ）そんなそんな…と思いつつもにやけてます（笑）ゆっくり更新頑張っていきますね！お心遣いありがとうございました！ (2020年8月7日 1時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - ココアさん» まだまだお話長くなりそうなので是非最後まで覗いてやってください！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2020年8月7日 1時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月30日 17時
