【TH】僕は妹に恋をする。

18 その甘さは地獄への一歩 ページ18

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それに抵抗しない私は、すぐにテヒョンの見た目よりも少し厚い胸の中にしまわれる。






心臓の鼓動はまた簡単に加速する。







「……別に今私可愛いこと言ってないでしょ」








その通りなんだけど、思わずツンケンしてしまう私は更にその可愛くなさに拍車をかけてると思う。









TH「んー？…Aはいつも可愛いから」









テヒョンは甘い。


その甘さは私に一時の幸せを与えてくれるとともに、地獄へと続く道に私を導いていく。








また一歩、その道の上で足を進めてしまったことが自分でも分かった。



けれど私はこの道以外を選ぶことなんてできないから。









また一歩。もう一歩。


そうやって地獄へと続くその道をただ真っ直ぐに進んでいくしかないのだ。









TH「これから会いたい時に会えるんだ」









綻んだ笑顔で、グイグイと私に頬擦りするテヒョン。


その表情を知ってるのはきっと私だけ。









「ふふ、やめてよ」


TH「1ヶ月分Aを充電しなきゃ」









彼から離れることなんてできない。







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それが例え、誰を傷つけることになったとしても。









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