助っ人 ページ13
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MG｢あぁ、それと。｣
｢…？｣
NG｢今ヒョン不機嫌でさ。まあいつもだけど今日は特にで…流石にAちゃんの事怪我させたりはしないと思うけど気をつけてね。いや、何かあったら俺が盾になるけど！｣
自分の腕をパンパン叩いて笑ってみせるミンギュさん。
話だけを聞くと凄く怖そうな人なのに当のミンギュさんは当たり前のようにケロッと言うから困惑する。
｢一つ聞いてもいいですか」
MG｢どうぞ？」
｢その、私はなんでここに連れてこられてんでしょうか」
MG｢心当たりはない？」
ずっと気になっていた質問をやっと繰り出すと、そう言われる。
心当たりなんて…ないに決まっている。
ただの人質にしては扱いも丁寧だし、身代金だなんてお金に困っているような人たちでもない。
もしかして私何かやらかした…？
それでその暴君のようなボスにその罪を命で償わさせられるとか…？
ぐるぐると思考に苛まれてミンギュさんの妖しい笑みにごくりと生唾を飲み込んだ。
MG｢あはは、大丈夫だよ。Aちゃんを悪いようにはしないよ。君は特別だから。」
｢特別…？どこがですか？」
MG｢存在がだよ。君自体も、君の家系も。」
つんつんと額に人差し指で突かれて額を抑える。
まるで私について全て知っている様な口調に警戒する。
一体この人は私についてどこまで知っているのだろう。
MG｢ほら、ついたよ。」
廊下の突き当たり。
それは私がさっきまでいた部屋と同じ階だった。
ドアを通してでも重いオーラを感じて少しだけ狼狽える。
｢何が目的なんですか、お金ですか？」
やっぱりいくら考えてもお金以外になくて、時間を稼ぐようにミンギュさんの1歩手前で立ち止まって聞いてみた。
けれどそんな意思とは反してミンギュさんはドアノブを握った。
MG｢俺らがお金持ってないと思うの？必要なのはお金なんてものじゃない、違うよ。」
大きな体を折って私に顔を近ずけるミンギュさんにまた1歩後ずさる。
その時一瞬ミンギュさんの瞳と髪の色が変わったように見えた。
MG｢君が俺達を助けてくれるんだ。」
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nell(プロフ) - はじめまして。ここで書くのも迷いましたが繋がりがないので失礼します。もしかしてですがTwitterのアカウントは消されましたか？ (11月28日 23時) (
レス) id: 43210a6b75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太郎。
| 作成日時：2022年12月5日 21時
