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一億······ね。
フッと苦い笑みが顔に浮かんだ。
「上等です。何日、何ヵ月、何年掛かろうと、やってみせましょう。
どうせ知っているんでしょう? 私がここに来た理由も。
私の覚悟······甘く見てもらっては困ります」
「その意気でございます。『ナカノヒトゲノム』リアル実況において、
ここまで積極的だったお方は貴女が初めてでございます。
では、どうか死ぬ気で実況してくださいませ」
パカさんの笑みは色で例えるならばきっと真っ黒。
何を考えているのか分からない。あの被り物をひっぺがしたい衝動にかられる。
「霧音様、これは取りませんよ」
「あら残念です。お顔を拝見させていただきたかったのですけれど」
動揺を悟られないように悪戯っぽく笑ってみせた。
そんなに、わかりやすかっただろうか。気をつけないと。
「冗談はさておき···霧音様、タワーにご案内いたします」
「なるほど、私の拠点となる場所ですか。······それと」
「何でございますか?」
「男性用の服を一揃え用意していただいてもよろしいでしょうか。
呼び方も霧ヶ野に直してください。······理由はお分かりでしょう?」
少し睨みつけるようにしながら言った。
理由。そんなもの決まりきっている。先程パカさんは“貴女がた”と言った。
つまり、私が本当は男装していたということが視聴者にはバレていても、
私と同じように拐われた人たちにはバレていない···はず。
「···かしこまりました、霧ヶ野様」
私はコクコクと頷いた。
これでいい。
歩き出したパカさんの後ろについていきながら私は溜め息をついていた。
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冬乃 - 社会は私も苦手です…。私思うんですけど、歴史なんて、もういない人なのに、その人のこと勉強する必要ある？！ってよく思うんですよね。 将来の夢、編集者なんですかー。頑張ってください。応援してますよ（*＾＾*) (2017年1月10日 20時) (
レス) id: c6dfd4f101 (このIDを非表示/違反報告)
花藺 - 冬乃さん» 良いじゃないですか！私、国語と社会が苦手なんですよ。将来の夢、編集者なのに (2017年1月10日 16時) (レス) id: b5c79c655b (このIDを非表示/違反報告)
冬乃 - あ、頭が悪いというのわ、もちろん私のことですよ。決して、花藺さんの事でわないですよ。(･ﾟдﾟ`≡･ﾟдﾟ`)ｱﾜｱﾜ何しろ私、国語と理科以外、出来ませんから(笑) (2017年1月10日 15時) (レス) id: c6dfd4f101 (このIDを非表示/違反報告)
冬乃 - 私も今日から学校です。テスト…嫌ですね。頭が悪いから余計に！！(*´д`*)ﾊｧテストの時って更新スピード落ちますよね、その気持ちすっごく分かります。でも、いつまでも更新待っときますよ（*＾＾*) (2017年1月10日 15時) (レス) id: c6dfd4f101 (このIDを非表示/違反報告)
花藺 - そう言えば、明日から学校です！テストです〜！更新スピードがぁ(泣) (2017年1月9日 17時) (レス) id: b5c79c655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花藺 | 作成日時：2016年12月18日 19時
