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ごく普通の恋物語だった ページ6

俺は今とても興奮している

綺麗な声の女性が俺の目をふさいでいるのだ

間違いない運命の方が俺の前に現れたのだ


顔を見たいため何とかして手を外そうとするが解けない


「……あの〜、手を外しては?」

「ダメ」

「は?いやでも、見えないし」

「何が」

全部だよ、バカなの!?

何か俺の中で一気に冷めた
運命の相手がおかしい人だとはかなりショックだ



「あなたの顔がみたいです」

まあ、とりあえず気になっていることを言った

そうすると目元にあった手が緩む
これは顔が見れると思い

その人の手首をつかんで視界を開けた
その先には


「…………」


「あ」


俺と同い年くらいの長い黒髪の女の子
とても綺麗な顔立ちをしている

気強そうな大きな目を開いて俺を見下している


服も着物なんかきて珍しい
これぞ新たなる俺の物語が始まりそうだが

俺は失望した




顔、確かに綺麗だ
うん、よくよく見るが欠点なんてない
しかし


「何だ」


「ごめん」



俺好みでなかったのだ

ごく普通の恋物語だった→←ごく普通の恋物語だった



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有仁(プロフ) - りおんさん» ありがとうございます!!励みになります!! (2015年3月11日 18時) (レス) id: 22a2163da1 (このIDを非表示/違反報告)
りおん - これからが楽しみだお!(*^。^*) (2015年3月11日 17時) (レス) id: 0dc8fe5af8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有仁 x他1人 | 作成日時:2014年3月28日 2時

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