28話 3人でひとつの ページ31
もるでおside
無音の放った魔法は城内に魔力が巡るのが結界を張ってる身としてはすぐに分かった。
先程唱えたあの魔法は魔法での故意的な侵害を防ぐもの･･･だと思う。
･･･だと思うというのは、具現化の魔術は放った本人がどういう願いを託したかによるが･･･
その願いは本人が話さない限り何もわからない。
無音「･･･っ、意外と･･･体力使う、んだ･･･」
そう呟くと無音は腰を抜かして床にへたり込む。
そりゃそうだ。半病み上がりみたいな状態でそんだけ魔力消費をすれば相当体力を使うことになる。
ま、俺の付きの魔獣が力を貸したみたいで最悪の事態は防がれた、わけだけど。
38「相当創造力を使ったし･･･仕方が無いよ。
にしても無音さん上出来。」
ちゃ「･･･俺魔法とかよく分からないけれど、無音さんが魔法使った時凄いなーって！思った！あっ、敬語敬語･･･
思いました！」
3821は無音の背中をしゃがんで擦り、ちゃげは無音の顔を見ながら微笑んだ。
ゆと「･･･無音君ありがとね。」
『おう、助かったよ。無音。』
無音「･･･そ、う？本当は･･･国内も全部飛ばしたかったんだけれど･･･」
無音は少ししょんぼりとしながら俺たちの方を向いた。
俺とゆとりは顔を合わせて笑うと無音の頭をわしゃわしゃと撫でた。
ゆと「もーっ、無音君無理はダメっていっつも言ってるでしょ？
今はこんだけ無音君が体力も魔力もないわけだしさ、これだけでも十分ありがたいよ。」
ゆとりの言う通りだった。
･･･まあ、お前も言えないがな。
俺は小さく息を吐くと無音の方を向いた。
『無音、お前がなんで調合薬を飲んだのかもう聞かない、もうどうだっていいよ。
お前が無事なら俺はそれでいい。
なんたって3人で王なんだから、さ？』
俺はゆとりと無音の肩に腕を組んだ。
何だかいつもよりも増して距離感が近くなった。そんな気がしたんだ。
月夜まで残り───
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詩音(プロフ) - マヤさん» マヤさん最後まで作品を閲覧していただきありがとうございます。イマジネーションネーションは個人的にとても大好きな世界観なので機会があればまた書かせていただきたいなとも思っております。今後とも何卒宜しくお願い致します。 (2019年11月29日 12時) (
レス) id: 20528b2217 (このIDを非表示/違反報告)
マヤ(プロフ) - 完結お疲れ様です！詩音さんの中にあるImagination Nationの世界がとても好きで読ませていただいてました！素晴らしい作品をありがとうございました！ (2019年11月26日 23時) (レス) id: e63cba3785 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - ツナ猫さん» ツナ猫さん返信が遅くなってしまってすみません、ありがとうございます。CDの中の話とはまた違った展開として楽しんでもらえてるようで何よりです。これからもどうぞよろしくお願いします。 (2019年8月4日 10時) (レス) id: 20528b2217 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ猫(プロフ) - この曲大好きなのでとても嬉しいです！CDを流しながら見るとより楽しいです(*^^*) (2019年4月22日 0時) (レス) id: 30cd74afcb (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - さきちんさん» さきちんさんありがとうございます。少しずつではありますがどうぞよろしくお願いします。 (2019年3月27日 19時) (レス) id: 20528b2217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩音 | 作成日時：2018年2月12日 8時
