14人ぼっち ページ17
昼休み
屋上というとごった返すイメージだが、その日は閑散として妙な事にあまり人が少なかった
ガチャ
多分エーミールくんだろう
そう思った僕は髪を整えて万全な状態になる
しかし、屋上階段から顔を覗かせたのはシャオロンだった
シャオロンはぼぅっとしていて、目の焦点が虚だ
syo「ぁ、あっ。夢主？…夢主や！」
『あぁ、…ひ、久しぶり』
僕だと気づいたや否や頬を紅潮させ、瞳をうっとりと細める
そして僕の目の前に跪づいた
息荒く、真っ赤な頬
胸の前で手を組むその所作は、まさしく信者
恍惚のそれである
sya「あんな？あの、夢主がおらん時もいい子にしてたっ！けど…我慢、できへんくて。なぁ赦して？夢主からの躾やったらなんでも我慢できる。から……な？」
『んー…考えておくね』
sya「すきっ……好きやで夢主！夢主の為やったら、おれなんでもする」
『あー……ありがと』
明らかにおかしい
僕が知っているシャオロンはこんな奴だっただろうか
最後に接触した時はもっと明るいと言うか……
ま、いっか
考えるだけ時間の無駄だ
どうせまた何か嫌な事でもあったのだろう
こんなに求められるのも悪い気はしないし、少し付き合ってもいいかもしれない
sya「おれ、がまんっ、して……沢山して。頑張った」
『そっかぁ、シャオロンはいい子に待ってたんだね』
跪く彼の頭を撫でると、一層と顔が真っ赤になる
sya「ふっ、ぅ」
「いい子だねぇ。ほんと」
最後に真っ赤な耳をひと撫でして手を離すと、ぎゅっと目を閉じて何かを我慢しているようだ
やっぱり少し距離を置いたのがよかったのだろう
『あはぁ〜。息みすぎ』
思い通りにいかないのが面白い
sya「くぅ…」
まるで狂犬を手懐けるみたいだ
───────
久しぶりに更新しました！
一週間と言っていましたが余裕で超えてしまった…
お待たせしてしまって申し訳ございませんm(__)m
多分書き方などが変わってしまっていますが、何卒よろしくお願いします
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てら(プロフ) - コメントありがとうございます(^o^)最近更新頻度がめちゃくちゃ少なくて申し訳ない…えだまめさんの養分になるために頑張ります！！ (8月4日 0時) (
レス) id: 715212aa2f (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ(プロフ) - 初コメ失礼します。とっっても好きです…！！元々攻め主が好きなんですが攻め主系の夢少なくて…そんな中物凄くドンピシャな設定の小説に出会ってしまいました…ほんとに好きすぎます…これからも更新頑張ってください…！ (8月3日 22時) (レス) @page23 id: 7ac8ba9ab7 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - よかったです(＾ω＾)なんか粗探ししちゃってたみたいで申し訳なかったけれど、お役にたてたのならよかったです！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (6月21日 17時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
てら(プロフ) - うわぁ今気づきました！う〜不甲斐ない(/ _ ; )すぐ直しときますね！ピッピさんありがとうございます！ (6月13日 22時) (レス) id: 3db60a190a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あの、間違ってたら申し訳ないんですけど、ポメラニアンの方はローマ字でs/h/a/o/r/o/nなので、syoではなくshaだと思います！syoは外資系さんですよ！ (6月13日 20時) (レス) @page17 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
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