ワガママな悪魔【d！】 (ページ5)

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『つまり私はこの世界の半分くらいを支配して聖女の襲来に備えなきゃならないの！』

コイツらには私の悲痛な叫びが聞こえないようである

tn「あは！はっ、いや。それは大変やな、ふっ！」
gr「そ、その歳で世界の半分、ぷっ！」

『神にやられたんだって言ったでしょ！』

益々笑い声が大きくなるばかり
無礼だ！礼儀がなってない！

さらに言い返そうと椅子から立ち上がろうとすると、突然グルッペンが手を差し出して跪いた

『な、なに』

gr「そうだな、この国はまだまだ新しいが強さは別格。
いつかは世界を征服する時が来る

ここは一つ組まないか？レディ？」

『他の女と一緒にしないで』

gr「気難しい奴は嫌いじゃないゾ」

にこにこ笑うグルッペンは美人に配分されるのだろう

毎朝鏡で確認する私の御尊顔には到底及ばないが、手をとってもいい気がした

『っ、世界を征服した暁には、私に半分くださるの？』

gr「約束しよう」

お前らがその後バカにした顔で笑ったのは許さない